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ウィラーら、名古屋で自動運転 公道走行の実証実験始める

2021年8月24日
編集部:長谷川 貴人

2021年8月24日(火)配信

自動運転バス「Nanamobi」の走行イメージ

 WILLER(ウィラー、村瀨茂高社長、大阪府大阪市)と名鉄バス(清水良一社長、愛知県名古屋市)、名古屋工業大学、イオンタウンの4者は、名古屋市鶴舞周辺の公道で自動運転の実証実験を実施している。8月18日(水)~10月29日(金)までの約2カ月半、都市部の交通量の多い幹線道路を含むルートを運行し、安全性と運行計画の妥当性などを検証する。

 実証実験は、社会実装可能なビジネスモデルの構築を目指した愛知県の2021年度自動運転実証実験に採択されたもの。地域の移動ニーズに応えている名鉄バス、海外での商用運行で自動運転の知見を持つウィラー、コミュニティ形成の研究を行う名古屋工業大学と、地元の生活ニーズをよく知るイオンタウンが、それぞれの強みを生かして共同で実施する。

 提供する自動運転バス「Nanamobi(ナナモビ)」の車両デザインは、名古屋の三英傑(織田信長、豊臣秀吉、徳川家康)をイメージし、兜の立物と名鉄バスを意識したラインをあしらっている。一般的な運転席、ハンドル、アクセル及びブレーキペダルのない自動運転専用のEV車両で運行する。

 走行ルートは、イオンタウン千種を起点とした2種類を運行する。「鶴舞駅ルート」は、JR鶴舞駅名大病院前口、名大病院駐車場前をめぐる。一方の「名工大ルート」は名古屋工業大学のみ。なお、9月15日(水)~10月29日(金)の祝日を除く水、木、金曜は、一般客が試乗できる昼間運行(午前10時~午後5時)を実施する。特設Webサイトか電話からの事前予約制で先着順となる。

 実証実験を通じて、自動運転を活用することによる実用性や事業性の向上を検証。将来的なサービスモデルを検討し、運転手不足や環境問題といった社会課題を解決することはもちろん、さらなるQOL向上を目指すとした。

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