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ケイ・アイ・エスインターナショナル破産申請へ 負債総額約5億円(東京商工リサーチ調べ)

2021年7月30日
編集部:馬場遥

2021年7月30日(金) 配信

ケイ・アイ・エスインターナショナルはこのほど、事業の停止を発表した。

 ケイ・アイ・エスインターナショナル(澤木康人社長、東京都千代田区、資本金8600万円、旅行業登録観光庁第1種1502号)は7月29日(木)、事業を停止した。負債総額は約5億円。

 破産申請は安藤武久弁護士(安藤武久法律事務所、東京都港区)に一任した。

 同社は1997年2月に設立し、海外行きの航空券と海外ツアーの販売を手掛けていた。日本旅行業協会(JATA)の正会員。主にタイやベトナム、カンボジアなどの東南アジアを行先とした商品を扱った。東京、大阪、名古屋に営業拠点を置き、2012年12月期には約38億5700万円の売上高を計上していた。

 しかし、同業他社の競合などが原因で減収に転じ、近年では売上高30億円程度で推移していた。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で海外渡航が制限されたことにより、航空券などの販売が困難になり売上高は激減。加えて、21年に代表権を持つ役員が死去したことから、今後の事業継続を断念し、今回の措置となった。

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