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ワーケで企業と温泉宿つなぐ BIGLOBEがサイトオープン

2021年3月22日
編集部:飯塚 小牧

2021年3月22日(月) 配信

有泉健社長

 BIGLOBE(有泉健社長、東京都品川区)は3月17日(水)、ワーケーションに関する温泉宿と企業のマッチングサイト「ONSEN WORK」をオープンした。同社は企業と社員、温泉宿(地域)にとって「ワーケーションで三方よし」を目指し、同事業に注力していく。

 同社はこれまで12年間、利用者の投票で温泉地や温泉宿をランキングする「温泉大賞®」を実施してきた。同日の会見で有泉社長はコロナ禍を経て大きな社会の構造改革が起きるなか、「温泉大賞のネクストノーマルを考えたときに、ワーケーションに注目した」と背景に触れた。

 温泉地でのワーケーションは、企業にとってはさまざまな働き方を導入するなかで、福利厚生の強化がはかれる。また、社員は通常のテレワークによるコミュニケーション不足や、中間管理職の管理工数増加などのストレス解消、非日常での発想の転換などが期待できる。さらに、温泉宿は企業による平日の連泊で新たな需要が創出できる。同社はこれらを「三方よし」として捉え、「ウィンウィンウィンのサイクルがまわると考えている」(有泉社長)。

 サイトでは各企業のニーズやリモートワーク環境に合った温泉宿を比較、検索できる。また、宿に対しては同社が仕事環境やWi-Fi通信状況のチェックを行い、リモートワークに快適な環境づくりを支援する。

 オープンにあたり、5月17日(月)まで実証実験に参加を希望する企業を募集している。参加企業には宿泊が無料になる「TRY ONSEN WORKATIONプログラム」を提供し、さまざまなデータを集める。実証実験は7月30日(金)まで(平日のみ)。

 同社は今後、ワーケーションの効果・効能の検証を進めていく。医学的視点から健康状態の改善効果をはかるほか、実証実験に参加した社員の声やデータを分析し、ワーケーションの浸透をはかる。有泉社長は「ワーケーションはポテンシャルのある市場。メンタリティがどう変わるか見えてくると定着に向けた裏付けになる。一歩踏み込んで、医学的効果をしっかり検証していきたい」と意気込みを語った。

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