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専用パンフで特別企画、ブランド誕生50周年機に(ジャルパック)

二宮秀生社長
二宮秀生社長

 ジャルパック(二宮秀生社長)は1月20日、東京・帝国ホテルで会見を開き、「ジャルパック」ブランド誕生50周年特別企画と、2014年度上期商品を発表した。50周年企画は、1年間限定の特別企画で「日本一周」「世界一周」などを展開する。また、ブランド50周年を機に同社の取り組みなどを紹介する書籍も出版した。

 二宮社長は冒頭、50年の歩みを紹介。海外渡航が自由化された1964年に国産初の海外パッケージブランド「ジャルパック」が誕生。65年1月から7コースを売り出し、同年4月10日に出発した第1陣はヨーロッパ16日間で67万5千円(大学初任給は約2万1千円)と高価だったが、初年度実績は2192人を数えた。その後、69年に同社の前身となる日本初のホールセラー「旅行開発」が設立した。

 二宮社長はこうした歴史を踏まえながら「50周年を衣替えの好機と捉え、原点に立ち返って現商品の見直しや新しい取り組みを行い、ジャルパックならではの『いい旅、あたらしい旅。』を企画していく」と強調。「旅行会社でなくてはできない仕入れやJALグループだからこそできる要素を盛り込み、いかに付加価値をつけていくかが重要だ」と語った。

 2014年度は、国内・海外で50周年記念商品を用意。そのなかの「特別企画」は専用パンフレットを作り、海外6コース、国内8コースを設定した。期首商品内では新企画として、これまでにない素材を利用したツアーを14年上期パンフレットの巻頭で紹介。また、これまでの商品・サービスもブラッシュアップし、全方面でシニア向けの「朝を愉しむ」サービスなどを展開する。

 14年度の集客目標は海外が前年比1%減の24万3千人、国内が同2%増の196万4千人。海外は前年割れの設定だが、二宮社長は「計画は悲観的にしている。足元は、円安などで13年下期の動きが鈍っているので、14年上期も減少が予想されるが50周年企画でカバーしたい」と述べた。一方、国内は需要が落ち着くとみる関東以外は全方面で前年超えを目指す。なお、国内の13年度見込み人数は192万人。

1965年の第1陣ヨーロッパ旅行
1965年の第1陣ヨーロッパ旅行

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