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新国内CPを展開、「ニッポンを、遊びつくせ!」(JATA)

2014年1月21日
編集部
新年会見でJATAの菊間潤吾会長
新年会見でJATAの菊間潤吾会長

 日本旅行業協会(JATA)は1月8日、2014年初の定例会見を開き、菊間潤吾会長が今年の事業方針を語った。そのなかで菊間会長は、新年度から、新しい国内旅行の需要喚起キャンペーン「ニッポンを、遊びつくせ!」を展開することを発表した。若年層に向けて、日本の魅力を発信する。

 冒頭、菊間会長は「将来の飛躍に向けて基盤整備を行った」と昨年を振り返った。訪日旅行の質を向上させるためのツアーオペレーター品質認証制度「ツアークオリティジャパン」の設置や、14年からJATA旅博を日本観光振興協会の旅フェアと合同の「ツーリズムEXPOジャパン」として開くことが決まったことなどをあげ、「舞台が作れた年」と総括した。ツーリズムEXPOの初回への意気込みは「観光に対する勢いをどこで結集して爆発させるかが大切。その象徴として成功させたい」と述べた。

 今年の各分野の展開については、国内旅行は新CPの概要を説明。これまで5年間、国内の宿泊旅行増加のため、「もう一泊、もう一度」CPを実施してきたが、4月からは若者をターゲットにしたCPに切り替える。菊間会長は「刺激的な名称だが、旅行イコール遊びと捉え直すことで、若者の心理的ハードルを下げ、国内の宿泊旅行の楽しさを伝えていきたい」と語った。CPには、若者に人気のダンスユニット「ワールドオーダー」を起用し、第1弾として石川県を舞台にプロモーションビデオを撮影。4月から、YouTubeやフェイスブックで動画を配信する。CPの詳細は2月に発表する。

 今年の目標は「国内旅行は数字的な設定が難しい」と述べたうえで、「宿泊をどう増やすかを目指したい」とした。

 海外旅行は4月に海外渡航自由化50周年を迎えることから、「50年の間、海外旅行が果たしてきた役割を改めて問い直し、旅行の意義を世間に理解してもらえるような活動をする」と語った。政治的な問題で落ち込む中国・韓国にも触れ、「両国は海外旅行、訪日旅行にとって最大の地域。早く元の成長路線に戻すことが重要だ。我われは、継続的に民間交流の拡大をはかる動きをしていきたい」とし、2月初旬には菊間会長ら約20人の代表団で韓国政府や業界団体、ソウル市長などを表敬訪問することを報告した。

 一方、訪日旅行は「1千万人達成は官主導の感が強いと思う」と述べ、「今後2千万人に向けては旅行会社の出番だと思っている」と意気込んだ。そのため、現在33社を認証しているツアオペ品質認証制度は、早期に100社の認証を目指し、海外への制度の発信にも努めていく。

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