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「RAKO華乃井ホテル」内に託児所開設 きらり諏訪日赤第二保育園 ホテル従業員も利用

2019年10月24日
営業部:古沢 克昌

2019年10月24日(木) 配信

RAKO華乃井ホテル内に開園した「きらり諏訪日赤第二保育園」

 長野県・諏訪市の「諏訪赤十字病院」で院内保育園を展開するNPO法人きらり(塩尻市)は2019年8月1日、諏訪市の認可を受け、同病院近くの宿泊施設「RAKO華乃井ホテル」内に保育所「きらり諏訪日赤第二保育園」を開園した。

 同ホテルで空きスペースとなっていた和食レストラン跡を改修して、6カ月児―2歳児を対象に(職員数や定員により未就学児まで対応可能な場合あり、応相談)、同病院従業員のほか、定員の半分を地域枠として受け入れるという。保育園はRAKO華乃井ホテルが運営するものではない。

 きらりは、同病院内ですでに定員30人の保育所を運営しているが、今年度、約10人の希望者超過が予想されていたことから、半年ほど前から近隣での施設を探していた。

 第二保育園は、諏訪湖に面したパレス館の1階に開設。広さは約114平方㍍で、ランチルーム、保育室、0歳児専用室、1―2歳児専用室などを設置。異年齢保育をモットーとしていることから部屋の仕切りはパーテーションを利用している。

 定員は19人で、このうち9人が同病院の従業員枠、10人が地域枠。開園時間は午前7時30分―午後8時。土曜日も運営する。また、同病院やホテル利用者、地域の児童の一時保育(要予約)も行う。さらに、専用の給食センターも同ホテル内に開設。病院内の保育園もあわせ、すべての食事とおやつを賄うという。

ホテル従業員にも仕事を続けやすい環境に

 現在、第二保育園を実際に利用しているホテル従業員は3組存在し、そのうち料飲サービス関係全般の業務を行っているAさんは1年2カ月の産休・育休を経て9月より職場へ復帰。職場復帰と同時に第二保育園へ入園したという。そのスタッフに感想を聞くと、「会社の中に保育園があるということで、急な発熱や体調不良を起こした際にも、連絡を受けた後、すぐに迎えに行くことができるので、安心して預けられます。普通の保育園と違い、布団や食器類を預けたまま毎日仕事ができます。お散歩へ行ったり、ホテル内のプールで水遊びをしたり毎日楽しく過ごしているようです」と話す。また食事面に関しても「食物アレルギーをもつ息子ですが、毎日の昼食とおやつを対応してくださり、食事内容もきちんと説明してもらえるので安心しています」という。

 宿泊施設で外部の児童も受け入れる保育所の開設は「県内では聞いたことがない」と同法人。RAKO華乃井ホテルの白鳥和美社長は「従業員が子育てをしながら安心して働ける環境を整えたく、外部の託児所『きらり』様に入っていただきました。働き方改革で女性スタッフの多い職場では、仕事を続けやすい環境づくりが重要になります。今後はお客様のお子様を一時預かるプランも検討しています。働くパパ&ママを応援すると同時に、一時保育には新たな商品の可能性もあると思います」とコメントしている。

 問い合わせ・予約=きらり諏訪日赤第二保育園 ☎0266(78)0135。

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