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HIS、日本初の「リーガ・エスパニョーラ」オフィシャルパートナーに VIPシートで試合観戦を

2019年7月16日
編集部:平綿 裕一

2019年7月16日(火) 配信

7月16日に東京都内で、締結式を開いた。イバン・コディナ氏(左)、山野邉淳氏

 エイチ・アイ・エス(HIS)は2019年7月16日(火)、スペインのプロサッカーリーグLaLiga(リーガ・エスパニョーラ)とスポンサー契約を結んだ。HISは日本初のLaLigaオフィシャルパートナーとなる。今後はVIPシートで試合観戦ができるツアーなどを売り出す。BtoCだけでなく、企業へのインセンティブツアーといった販路も拡げていく。

 LaLigaは1929(昭和4)年にスペインで設立された。1部リーグにはFCバルセロナやレアル・マドリードCFなど世界的なビッグクラブがそろい、日本でもファンが多く人気がある。レアル・マドリードには久保建英選手が移籍するといった発表があり、ファン増加にも拍車がかかりそうだ。

 HISでも需要は高く、欧州5大リーグ(スペイン、イングランド、イタリア、ドイツ、フランス)などの観戦ツアーのうち、半数ほどがスペインだという。とくに近年は前年比10~20%増ほどで推移している。

 同日には締結式が開かれ、HIS執行役員の山野邉淳氏は「多くのお客様に楽しんでもらうために、非常に嬉しい契約だ」と語った。契約は2019~20年シーズンとなるが、同氏は「長期的なビジョンを持って、互いの目標を達成できるような協力体制ができれば」と引き続き関係を維持したい考えを示した。

 今回の契約により、VIPシートの販売ができるようになる。同氏は「欧州ではVIPシートでサッカーを観戦するだけでなく、そこで人との交流なども楽しんでいる。このような新たなサッカー観戦のカタチも提供していきたい」と意気込んだ。

 一方、今回の契約は「ただチケットを販売するだけではない」と強調。子供向けスポーツコンテンツ開発や、法人向けのスポーツ市場における視察ツアーなどを展開していくという。

 HISは、若年層に本場スペインのサッカーに触れてもらう機会を創出するため、大会や教室を開くなどし、相互交流をはかる。「子供達や若い世代にぜひ体験してもらいたい。日本サッカーのレベルアップにもつながれば」と期待を込めた。

 このほか、LaLigaのリーグ運営や集客の方法など、世界的なリーグに成長させたビジネスモデルなどについて、スポーツ関係者らに向けた視察・研修ツアーを考えている。

中央がジュリオ・バチスタ氏

 LaLiga東南アジア、日本、韓国、オーストラリア地区 プロジェクトマネージャーのイバン・コディナ氏は、「正直なところ、これまでアジア市場に注力していなかった。国際的な知名度を考えたときに、サッカーファンがものすごい勢いで増えているアジアは重要な市場で、なかでも日本は外せないと考えている」と述べた。

 「我われの最大の目的の1つは、日本にいる数多くのサッカーファンに近づくこと。締結により、スペインサッカーのファン増加だけでなく、スペインの伝統や文化、食、観光地などにもLaLigaを通じて出会ってほしい」。同氏はスペインにあるさまざまな魅力も、同時に楽しんでもらいたい考えだ。

 なお、同日にはレアル・マドリードなどでもプレーした経歴を持つ元ブラジル代表MFのジュリオ・バチスタ氏(LaLigaアンバサダー)も登壇。同氏は契約について、「大きな絆が生まれる第一歩だ。日本人選手も数多くスペインリーグで活躍している。今後の両国間の関係を深めるために重要なことだと思う」と話した。

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