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国内、海外とも過去最高、(JTB年末年始旅行動向)

2013年12月17日
編集部

富士山周辺の人気高まる

 JTBがこのほど発表した年末年始(2013年12月23日―14年1月3日)の旅行動向によると、国内旅行人数は前年同期比2・0%増の2983万1千人、海外旅行人数は同2・1%増の69万5千人とともに過去最高を記録した。11年ぶりに最大9連休となる日並びの良さと、冬の賞与増が旅行意欲を後押しする見通しだ。また、世界遺産登録された富士山周辺地域への来訪者の増加が見込まれる。同動向はJTBグループの販売状況、航空会社の予約状況、業界動向、1200人へのアンケート調査などから推計した。

 国内旅行の特徴は1泊2日が同1・1%増の33・8%。3泊以上は同4・2%増の43・0%と、日並びの良さを利用して長く旅行を計画している人が増加傾向にある。人気旅行先は、世界遺産登録後初の年末年始を迎える富士山周辺の旅行者が増加しそうだ。三保の松原や河口湖周辺など、雪をかぶった富士山の全景を鑑賞できる広い地域で影響が見込まれる。そのほかにも、「ななつ星」の好発進に加え、「A列車で行こう」「ゆふいんの森」「おれんじ食堂」など魅力的な観光列車が走る九州も人気を集めている。さらに、LCC就航により、札幌、仙台、福岡、長崎、鹿児島、沖縄など地方都市からの路線が増えた大阪も人気が高まっており、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を訪れるツアーも好調。一方、東京ディズニーリゾート、東京スカイツリーなど東京周辺も引き続き好調に推移すると見られる。国内旅行の平均費用は同3・9%増の3万2千円を予想する。

 海外旅行の特徴は、欧州、米国、ハワイの中長距離が増加傾向にある一方で、韓国を除くアジアも引き続き高い人気を維持している。ルックJTBの売れ筋コースは欧州ではイタリア、スペイン、さらにオーロラを鑑賞するコースも好調という。海外旅行の平均費用は同4・8%増の21万7千円としている。

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