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絶対的安全装置の上で ― リスクなき戯れ(11/21日付)

2011年11月22日
編集部

  半分タレント化した、入社3、4年目のキレイでカワイイ“女子アナウンサー”の余裕の笑みをテレビでたまに見る。芸能界の大御所や、真摯なジャーナリストが来れば、アイドルタレント的な笑みを浮かべ、可愛らしく振る舞い、ぬいぐるみ的な存在としての自分を演じる。そうかと思えば“何もかも捨てた”ように映る無様な女芸人の前では、知的で、キレイなお姉さんの役回りに一変する。どちらの役割を演じたとしても、彼女たちにとっては、損はないのだ。それは、キレイで可愛くて、育ちが良いうえに、在京大手テレビ局の女性アナウンサーという、確固たる保証を得ているから。芸人たちの領域に踏み込んで、可愛らしいウサギのぬいぐるみを着て戯れることも許されるのだ。笑いが取れなくても、彼女たちは“女子アナ”という確固たる立場に揺らぎはなく、明日からまた知的な顔でニュースを読めばいいのである。絶対的な安全装置のうえで、気まぐれに、ムードに合わせて戯れることができるのが彼女らの特権なのである。フツーの女の子がやろうとしてもできない。
“ぬいぐるみ”で思い出したが、観光行政の司令官である観光庁長官も公の場で、よくぬいぐるみを被る。知事が列席する記者会見の場で、若手お笑い芸人と戯れるシーンを見たことがある。若手お笑い芸人が「お笑い」を求めるのは、イノチガケである。ウケなければ、明日の舞台の出番がないかもしれないのである。一方、行政のトップは、ぬいぐるみを着て戯れ、多少の顰蹙を買おうと、明日もまた観光行政の司令官であり続ける。その地位は絶対的な安全装置に守られ、揺らぐことはない。そのようなリスクなき戯れよりも、本職で勝負すべきだ。サーカスでも、命綱のないギリギリの綱渡りに観衆は息を呑み、感動する。自らは安全装置にがっちりとつながれた立場でありながら、一方で命綱も何もない、ギリギリで勝負する若手芸人と戯れる余裕たっぷりの権力者のお手玉に誰が魅了される? 
政治家も選挙で国民の審判が下り、奈落の底という運命が待っているため、嘘だってイノチガケでつく。電力会社の上層部は国策という国の支援、経済団体との鉄壁のスクラム、中央省庁、御用学者の囲い込みなど幾重にも重なる安全装置に守られ、自らの安泰を確信していたはずだ。^t(編集長・増田 剛)

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