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「現代の名工」に佐藤幸子氏(日本の宿古窯)と小田真弓氏(加賀屋) 旅館女将では初の表彰

2018年11月13日
編集部:増田 剛

2018年11月13日(火)配信

前列左から2番目が小田真弓氏、右から2番目が佐藤幸子氏

 

厚生労働省は11月12日(月)、東京都内のホテルで2018年度の卓越した技能者(現代の名工)150人を表彰した。今回、飲食物給仕人として、日本の宿古窯の佐藤幸子氏(山形県)と、加賀屋の小田真弓氏(石川県)の2人が旅館女将として初めて選出された。

 同賞は1967年に創設され、その道の第一人者で日本における最高水準の技能者を表彰している。

 佐藤氏は、日本を代表する伝統的な旅館女将として、「おもてなし」の技術を後進に伝えている点が高く評価された。40年前にスタッフの労働を軽減させるために、館内に料亭を設置するなど、サービス体制の合理化に取り組んだ実績や、「旅館を経営・采配する女将の技が模範となる」ことが主な選出の理由となった。

 小田氏は先代から引き継いだおもてなしの心で、「お客様第一主義」を徹底。玄関での出迎えや客室などでの顧客対応、見送りまでの加賀屋流のおもてなしを確立した。さらに、料理搬送ロボットや、企業内保育園の導入など、社員がおもてなしに力を発揮できる環境を整えたことなども高評価を得た。

 佐藤氏は現代の名工の受賞に対して、「『お客様によろこんでもらいたい』ということにこだわり、徹してきました。心のおもてなしを評価していただいたことにとても感謝しています」と語った。

 小田氏は「旅館女将が『現代の名工』に選ばれたことは、とても名誉なこと。目に見えない『旅館のおもてなし』が評価され、大変うれしく思っています」と話した。

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