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日航機事故から28年、空の安全へ 風化防げ

2013年7月11日
編集部

神田強平村長を囲んで島川ゼミの学生。 8月の御巣鷹山慰霊登山にも参加する

 

神田強平村長

上野村・神田強平村長が東洋大・島川ゼミで講演

 群馬県多野郡上野村の神田強平村長は6月24日、東洋大学(東京都文京区)国際地域学部国際観光学科の島川崇准教授のゼミ生に特別講演した。

 1985年8月12日18時56分、上野村の御巣鷹山尾根に日本航空123便が墜落して520人が犠牲となった。

 神田村長は、航空会社への就職を目指す学生らを前に、乗客が墜落直前に書いた遺書を紹介。「このような悲惨な事故を風化させてはならない。遺族の方々も、我われ上野村の住民も28年を経て世代交代している。事故を風化させないための手段を考える時期にきている」とし、「私は空の安全を祈願するために、事故発生から30年という節目に『空の安全科学館』をつくりたいと考えている。地球規模であのような事故が二度と起こらないように、上野村から世界に発信していきたい」と語った。

 日本航空で勤務した経験のある島川准教授は、「人間は誰でも都合の悪いものは忘れ、見たくないものを見ないようにする。でも、それでは災害や事故はどんどん風化が進んでしまい、次の世代になるとまったくつながっていかない」と語り、「航空機事故を風化させず、安全への意識を高めてほしい」との願いから、今年8月11、12日に学生らとともに、御巣鷹山に慰霊登山を行い、ボランティアスタッフとして慰霊式典などを手伝う予定だ。

 上野村は長野県、埼玉県に隣接し、群馬県内35市町村の中で最も人口の少ない1350人の村。村の面積の96%を森林で占める。村内には民間企業がなく、木質ペレットや菓子工房などの事業を村直営で行い、産業を興している。高齢化が進む村を滅ぼさないように、子育て支援事業を手厚く行い、現在村民の17%が「Iターン」で占められ、年少人口も多いことが特徴。

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