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九州の魅力を紹介、下期説明会に170人参加(九州観光推進機構)

2013年6月11日
編集部

各県の素材や観光列車紹介

 九州観光推進機構と九州旅客鉄道(JR九州)は5月8日、品川プリンスホテル(東京都)で13年度下期観光素材説明会を開き、集まった旅行会社や報道関係者約170人に対し、各県の魅力的な観光素材や九州の観光列車などをPRし、話題を集める「ななつ星in九州」の申し込み状況を紹介した。

 第1部は九州観光推進機構と九州7県が、魅力的な観光素材をPR。同機構の高橋誠事業本部長は「12年は九州新幹線効果の反動や水害、スカイツリーなどの影響で入込数が心配されたが、インバウンドは前年比0・6%減と健闘した。05年に九州観光推進機構ができ、今年は9年目。最初の10年で九州がはじめて1つにまとまり、次の10年は観光を九州の基幹産業に育てなくては」と力を込めた。同機構は14年大河ドラマ「黒田官兵衛」や、今年1月に(1)長崎・平戸(2)熊本・天草・松島(3)宮崎・高千穂(4)鹿児島・霧島・妙見――の4コースが追加された「九州オルレ」や「九州結旅」などをPRした。

 続く九州7県の観光素材紹介では、福岡県はもつ鍋や同県が発祥のうどんなどをPRし、11月23日に「全国工場夜景サミット」の開催が決まった魅惑の工場夜景を発信した。佐賀県は、九州駅弁グランプリ2冠を達成した「佐賀牛すき焼き弁当」や、竹崎カニ、九州オルレの武雄コースをPR。長崎県はモナコ、香港とともに世界新三大夜景に選ばれた壮大な夜景や、YAHOO!「人気イルミベスト20」で3年連続全国1位を獲得中のハウステンボス「光の王国」などを紹介した。

 熊本県は南阿蘇鉄道のトロッコ列車やくま川鉄道、JR肥薩線のSL人吉、いさぶろう・しんぺいなど九州内でもとくに多い観光列車などをPR。大分県は、明礬温泉と鉄輪温泉、観海寺温泉と北浜温泉など異なる泉質の2つの温泉を巡り、効果を高める「機能温泉浴」など、温泉を中心にアピールした。

 宮崎県はソウルフードのチキン南蛮や、古事記編纂1300年を記念した神話の舞台や、「波旅」「恋旅」「花旅」「ゆっ旅」「日向神話旅」の「宮崎五旅」などをPRした。鹿児島県は黒さつま鶏やさつまあげなどの食、奄美の黒糖焼酎、霧島温泉や指宿温泉などの温泉郷を、同県観光大使のAKB柏木由紀さんを使った素材集で紹介した。

 第2部では、JR九州が各観光列車や10月に運行開始する「ななつ星」についてPR。同社の盛澤篤司営業部長は冒頭で「12年度は、九州北部豪雨の影響で7、8、9月とお客様が少なかったが、その後の盛り返しもあり、12年度としては取り扱いが前年度比0・1%増を達成できた。下期は10月から熊本県にキャンペーンをはる予定。九州の真ん中である熊本を楽しみ、各県へ足を運んでほしい」と説明した。

 ≪60代が多いななつ星、35%が関東から申込≫

 10月に満を持して運行を開始する「ななつ星in九州」の申し込み状況は、12年10―12月出発分の第1期が、合計112部屋に対し814件の応募で、平均倍率は7・27倍、13年1―3月出発分の第2期が、合計126部屋に対し1214件の応募で、平均倍率は9・63倍と10倍弱の倍率に上った。年代別では60代が最も多く、平均年齢は57・6歳。申し込み全体の35%が関東で、次いで九州が24%、関西が17%の順。申し込みのきっかけは、結婚記念日や退職記念、ハネムーンなどの夫婦の記念旅行や、両親へのプレゼントなどが多く、「陸のクルーズの魅力」や「旅のコンセプトに惹かれた」など新たな旅への期待も高いという。

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