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JR東と東急、「観光型MaaS」でシームレスな新しい旅実現へ

2018年10月3日
営業部:後藤 文昭

2018年10月3日(水) 配信

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東日本旅客鉄道(JR東日本、深澤祐二社長、東京都渋谷区)と東京急行電鉄(髙橋和夫社長、東京都渋谷区)はこのほど、日本初の観光型MaaS(2次交通統合型サービス)の実証実験を来春行うと発表した。両社は同サービスの提供とともに、国や自治体と連携しながら新しい交通手段の開発などに取り組むことで、旅行者の利便性向上と地方活性化をはかる。なお、実証実験の運営事務局は、ジェイアール東日本企画(原口宰社長、東京都渋谷区)が担う。

 同サービスは、東日本地区の地方観光拠点で、国内外観光客が駅や空港からの2次交通(バス、タクシー、AI型オンデマンド交通、シェアカーなど)をスマートフォンなどで検索・予約・決済し、目的地までシームレスに移動できるようにするもの。

 実証実験は、2019年春に行われる「静岡デスティネーションキャンペーン」開催時に伊豆エリアで実施。伊豆エリアの2次交通が検索・予約・決済できる機能と、宿泊施設、観光地などを連携させることで、国内外観光客が域内に点在する観光拠点をスムーズに移動できる仕組みを構築し、その効果を検証する。JR東日本が実証実験を開始した、1つのアプリで鉄道やバスなどさまざまな交通手段をつなぐ「Ringo Pass」などの活用も検討。今後は北海道や東北など、他の観光拠点での展開も視野に入れている。

 また両社は、楽天(三木谷浩史会長兼社長)とも協業。同社の多様な顧客接点や観光事業、キャッシュレス社会に向けた決済システムなどの知見を活用する。

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