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スマホでカード決済、楽天、旅館にも導入促進

2013年4月1日
編集部
カードリーダーを装着したスマホ
カードリーダーを装着したスマホ

 楽天は、スマートフォン(スマホ)と専用のカードリーダーだけで、いつでもどこでも簡単にクレジットカード決済ができる「楽天スマートペイ」のサービスを昨年12月6日から開始した。従来、現金払いしか対応できていなかった旅館やホテル、土産物店、ペンションなどでも導入店舗が増えている。また、レジ以外でクレジットカード決済をしたい事業者の利用も多い。

 同サービスは、加盟店がアプリを起動し金額を入力後、顧客のクレジットカードをカードリーダーに通す。スマホの画面上でお客からサインをもらい、レシートはメールで送信する仕組みだ。初期費用はカードリーダーの機器代を含め2980円。月額固定費は無料。

 楽天スマートペイ事業の小林重信事業長は「既存のクレジットカード端末が約10万円するのに対し、はるかに安くサービスを始められる。現在、事業者が所有しているスマホやタブレット端末(iPadなど)を使用してもらうので、改めて機器を用意する必要はない」と導入費用の安さを強調した。さらに、1つのカードリーダーをいくつものスマホやタブレット端末で使用することが可能で、各社員のID作成もできる。「何時、誰が」使用したのか把握も容易だ。現在、流通している9割のスマホやタブレット端末に対応し、キャリア・OSともにオープンフリー。新機種が販売される度に対応もしていくという。

 利用開始期間は最短で3営業日。決済手数料は一律4・9%に設定。カード決済の重要なポイントである「入金サイクル(回収期間)」は、楽天銀行を使用した場合、自動で翌日入金。楽天銀行以外の振り込みでも翌営業日の入金だ。小林事業長は「資金繰りを重視する事業者に対し、現金払いと遜色ない入金サイクルを実現している」と語った。

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