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会長賞はNOEに、東北の企画コンテスト(JATA復興支援プロジェクト)

2013年2月11日
編集部
吉川委員長(右)とエヌオーイーの林田社長(中央)
吉川委員長(右)とエヌオーイーの林田社長(中央)

 日本旅行業協会(JATA)は1月30日、昨年12月に実施した「JATA東北復興支援プロジェクト」に参加した会員が、東北の企画を競う商品企画コンテストの結果を発表した。132コースの応募のなかからJATA会長賞にはエヌオーイーの岩手県の商品が、国内旅行推進委員長賞にはジャルパックの山形県の商品が選ばれた。

 昨年12月3、4日の1泊2日で実施したJATA東北復興支援プロジェクト「行こうよ!東北」は、会員会社の社員など約1千人が東北の各県に分かれて視察を行い、震災以降の変化や新しい観光スポットについて情報収集を行った。コンテストはこの成果として、具体的に東北への旅行需要拡大をはかるために実施するもので、優秀企画の12コースは実際に商品化される。

ジャルパックの二宮社長(右から2人目)
ジャルパックの二宮社長(右から2人目)

 選考は(1)企画内容が斬新で、東北の新たな魅力を引き出しているか(2)円滑な旅程スケジュールか(3)代金設定がリーズナブルか――の3点を中心に、全132コースのうち各県2コースずつ、計12コースを各県賞に選出。そのなかから、JATA会長賞としてエヌオーイーの「いわて・みやこソウルフード&B級グルメ満喫!コンパクトでも内容ギッシリ1泊2日」と、国内旅行推進委員長賞としてジャルパックの「高畠・楢下宿と50年に一度の御開帳『山寺』を専門家と巡る旅」を表彰した。

 発表同日に開いた表彰式で、JATA副会長で国内旅行推進委員会の吉川勝久委員長は「これを契機に我われJATAの旅行会社それぞれが、しっかりと東北地方へ送客をしていきたい。今後、どのようなことができるかは検討中だが、旅の力での東北復興は継続していかなければならない」と東北支援に今後も注力することを語った。

 また、表彰を受けたエヌオーイーの林田建夫社長は、「JATAがこれほど大きなプロジェクトを行ったことはこれまで記憶になく、それだけ東北に懸ける想いが我われに伝わってくる。大災害から2年近くが経とうとしているが、東北はまだまだ復興途上だ。この企画を商品化して、さらに復興の一助となればと思っている」と述べた。ジャルパックの二宮秀生社長は「この企画を含めてしっかりと商品化し、送客をすることで本業である旅の力で復興支援の後押しをさせていただきたい」と語った。

 表彰式に出席していた岩手県東京事務所の大久保立氏に企画について聞いたところ「被災地に加え、B級グルメもあり岩手のディープな魅力を盛り込んでいただいた」とコメント。山形県東京事務所の須藤英克氏は「山寺は50年に一度の御開帳なのでアピールできてうれしい。期間は4月27日―5月31日と短いが、多くの人に訪ねてもらいたい」と話した。

 2社以外の優秀賞は次の各社。

 【青森県賞】ユーラシア旅行社▽びゅうトラベルサービス【秋田県賞】近畿日本ツーリスト▽イーホリデーズ【岩手県賞】毎日企画サービス【宮城県賞】京王観光▽ユーラシア旅行社【山形県賞】風の旅行社【福島県賞】クラブツーリズム▽日本旅行

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