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現代の“八重”に会う、女子大生が会津の旅考案

2013年1月18日
編集部
日本旅行と企画を協議
日本旅行と企画を協議

跡見女子大と日本旅行

 跡見学園女子大学と日本旅行はこのほど、同大学がパートナーシップ協定を結ぶ福島県会津若松市への観光誘客を目的とした、女子大生が考えた旅行商品「現代の八重に会いに行こう!」を関東・甲信越地区の日本旅行グループ店舗で売り出した。

 同商品は、跡見学園女子大学と日本旅行、会津若松市観光課・会津バス観光A.T.Sの産官学連携による「着地型人物観光商品化プロジェクト」(協力=観光庁、日本観光振興協会)として企画・開発された。同大学マネジメント学部の学生は2011年9月にアカデミックインターンシップとして会津若松市を訪問し、観光支援のパートナーシップ協定を締結。風評被害に苦しむ同市への復興支援策を女子大生ならではの視点で考え、観光誘客のための旅行商品の企画を1年以上にわたり進めてきた。

現地でハンサムウーマンを取材
現地でハンサムウーマンを取材

 ツアーコンセプトは「女性をテーマにした会津若松の魅力発信」。ツアーキーワードを「人物観光」とし、会津若松で強く生き抜く女性の魅力を伝える。今年のNHK大河ドラマ「八重の桜」で注目される会津若松の厳しい時代を生き抜いた女性「新島八重」に焦点を当て、会津若松の女性の強さを受け継ぐ現代のハンサムウーマン4人を学生が発掘。ツアーでは、その日担当するハンサムウーマン1人を訪ね、1時間にわたり交流する。明るく力強く生きる会津若松女性との交流を通して、アクティブで前向きな女性層をはじめとしたツアー参加者に会津若松の新たな魅力を伝えていく。

 跡見学園女子大学観光マネジメント学科の篠原靖准教授は「これまでの女性向けツアーはエステや温泉、スイーツなど表面的な美の追求、『物』を楽しむ内容が多かったが、生徒たちは『人』にスポットを当て、精神的な栄養を吸収できる旅が必要と考えた」と企画過程について語る。

商品パンフレット
商品パンフレット

 実際の商品開発には、「女子旅」企画に強い日本旅行赤い風船事業部のプロジェクトチームが、学生に対しツアー企画についての授業やパンフレットの作成指導などを実施。今回、日本旅行パッケージ旅行「赤い風船」のオプションプランとして販売開始された。

 首都圏各地からのJRと東山温泉「原瀧」の宿泊のセットプランで、大人1人2万1900円。オプションの「現代の八重に会いに行こう!」は参加費2千円。2013年1―3月で500人の販売目標を掲げる。

 
 
 
 
 
 

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