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JATA・菊間会長就任会見、会員の意見が上がる仕組みを

2012年7月11日
編集部
菊間潤吾・JATA新会長
菊間潤吾・JATA新会長

<風通しのよい組織に>

 日本旅行業協会(JATA)は6月22日、菊間潤吾新会長の就任会見を開いた。菊間会長は就任後「中小の旅行会社の方々から激励をいただき、改めて身の引き締まる思いがした」とし、「改めて一般の会員にとってJATAは遠い存在だと感じた。会員にとって魅力ある風通しのよい組織にしていきたい。会員の大半は中小なので、その意見が上がってくる仕組み作りが必要だ」と意気込みを語った。

 JATAの課題については「委員会活動で成り立っているが、現状、機関決定の場となっている懸念がある。委員会を議論の場にしなければならない。それを支える事務局も意識を高めていく必要がある」と職員の意識改革の必要性も指摘。「さまざまな問題はあるが、全体の議論を経て大きなうねりを作って改革をしていきたい」と考えを示した。

 事業方針は基本的に金井耿前会長の路線を踏襲し、今年度の事業計画のもと各種事業を展開するが、今年度から新たに展開する「政策検討特別委員会」でJATAの活動を改めて見直していく。

 各分野についても触れ、海外旅行に対しては「例え2千万人を達成したとして、どれだけ旅行会社を通したお客様がいるかが問題だ。お客様が求める旅行会社になっていかなければならない」と強調。また、訪日旅行は携わっている会員が少ない現状を述べ、「もっと参画する機運を高めていかなければならない。主体的に動いていける環境整備が必要」とした。

 一方、国内旅行については「商品を見て感じることは、もう少し幅広いテーマ性のある、海外旅行のようなSIT商品が出てきて初めて各地域が脚光を浴びてくると思う。サプライヤーの直販化の問題など環境の変化のなかで、さまざまな分野に意欲的に取り組む必要がある。それをJATAとして応援していきたい」と語った。

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