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コース内で乗降車自由、スカイホップバス運行開始

2012年7月11日
編集部
富田浩安社長
富田浩安社長

 日の丸自動車興業(東京都文京区)は、6月30日から2階建てオープンデッキの「スカイホップバス」の運行を開始した。コース内の停留所を自由に乗り降りできるのが特徴だ。これまではバスで走りながら景色を楽しむのみの周遊型観光バスであったが、乗客の「実際に降りて散策したい」との要望に答えるかたちで「スカイホップバス」が誕生した。「ホップ」は乗り降り自由を意味するHop on Hop offに由来する。同社は年間利用者を6万人と見込んでいる。

 運行に先立ち開かれた会見では、来賓で登場した神谷俊広国土交通省関東運輸局長が「国は観光立国を成長の柱の一つにしている。スカイホップバスは意義深いものだ。首都東京の名所を乗り継いで見れることと4カ国語に対応しているので海外客にもいい」とあいさつした。

 富田浩安社長は「スカイバスの都市観光で東京にもっと人が訪れてくれる。主要都市では観光に欠かせないものになっている。自由に楽しく快適に東京の観光を楽しんでもらいたい」と運行開始の動機を話した。コースは3つ、「六本木・東京タワーコース」、「浅草・東京スカイツリーコース」、「お台場コース」が運行している。「乗り継げばスカイツリー、六本木、東京タワーにも行ける。丸の内に行けばどこにも行ける」と同社長は利便性を強調する。

東京スカイツリーも間近に
東京スカイツリーも間近に

 バスは屋根のない2階建てオープンデッキバス、幌付きオープンデッキバス、屋根がガラス張りになっている新型のスケルトンタイプバスの3タイプで運行する。雨に濡れたくない人でも安心して乗車できる。

 3コースターミナルは丸の内三菱ビルで、3コースのどれかに乗り換えられるのはこのターミナルのみになる。東京タワー停留所は六本木・東京タワーコースとお台場コースが乗り換えられる。浅草・東京スカイツリーコースの停留所は、丸の内三菱ビル、日本橋三井記念館、秋葉原(末広町)、上野駅前(9月予定)、東本願寺前、とうきょうスカイツリー駅前、駒形、上野松坂屋など。

 六本木・東京タワーコースは、丸の内三菱ビル、ホテルニューオータニ、東京ミッドタウン、六本木ヒルズ、東京タワー。

 お台場コースは、東京タワー、フジテレビ、アクアシティお台場、ヴィーナスフォート、東京ベイ有明ワシントンホテル、豊洲(ららぽーと豊洲)、築地銀座。バスガイドによる観光案内も付く。各コースとも1時間おきの運行となる。スカイホップバス公式ガイドブック(オフィスR―reco制作)が名所なども網羅している。

 料金は時間制を採用し、1日券(1800円・子供900円)と2日券(2500円・子供1200円)をそろえる。たとえば夕方からの利用開始時間であれば翌日にまたいで使用できるのが特徴だ。午前10時から午後8時まで運行する。

 問い合わせ=電話:03(3215)0008。

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