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新会長に菊間氏(ワールド航空サービス社長)、“旅行会社の存在意義を”

2012年6月21日
編集部
JATAの新執行部。(左から)田川副会長、菊間新会長、吉川副会長
JATAの新執行部。
(左から)田川副会長、菊間新会長、吉川副会長

 日本旅行業協会(JATA、金井耿会長、1127会員)は6月14日、東京都千代田区の経団連会館で2012年度通常総会を開き、任期満了にともなう役員改選で、ワールド航空サービス社長の菊間潤吾氏を会長に選任した。菊間新会長は就任のあいさつで「消費者やサプライヤーから旅行会社離れの声も聞こえてくるが、今こそ旅行会社の存在意義の確立が必要だ」と意気込みを語った。副会長にはJTB社長の田川博己氏(新任)と近畿日本ツーリスト社長の吉川勝久氏が就任した。

 菊間新会長は「業界一筋のプロパーでこの業界を愛し、健全な発展を願う者として、この大役を引き受けるかとても悩んだ」と本音を吐露。一方、「引き受けるからには覚悟を決め、業界のために尽力したい。JATAの弱点も今後の課題も充分承知しているつもりだ。無我夢中で精神誠意努めていく」と会長としての意気込みを語った。

 また、4年間会長を務めた金井会長は「最近、好調な動きもあるが、本質的に我われが直面している厳しい状況や問題はまったく変わっていないと考えている。新しい体制で一丸となって厳しい課題を克服し、本当の意味でのリーディング産業になることを願っている」と述べた。

 今年度の事業は従来の基本方針のもと、新たな旅行需要創出やビジネス環境の変化への対応などの重点課題に取り組んでいく。国内旅行推進については、宿泊旅行拡大に向けたムーブメントづくりや、震災復興への継続的な取り組みとして住宅エコポイントなどをあげる。また、法制関係業務は、標準旅行業約款の改正実現への働きかけに力を入れていく。

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