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11.5%減の123万人、1―2月の訪日外客数

2012年4月1日
編集部

 日本政府観光局(JNTO、松山良一理事長)が発表した2月の訪日外客数推計値は、前年同月比19・3%減の54万8200人。旧正月休暇時期の変動を勘案して、1―2月の合計でみると、同11・5%減の123万3200人となった。

 各市場の動向をみると、韓国は同27・0%減の16万9200人。作年9月以降1円=14ウォン台で推移する円の高止まりの影響が強く出ている。

 中国は、旧正月休暇時期の変動の影響で同21・1%減の8万3100人。ただし、1―2月の合計では同8・3%増となり、過去最高を記録していた2010年を上回った。同じく旧正月休暇時期の変動の影響がある台湾は、同8・1%減の8万5900人、1―2月の合計では同11・1%増。香港は同41・6%減の2万8800人、1―2月の合計では同7・7%減となった。そのほかでは、訪日旅行の宣伝効果や航空座席供給量の増加などにより、タイが同13・3%増の1万5400人と、2月単月で過去最高を記録している。

 なお、出国日本人数は、前年同月比12・9%増の157万人と、8カ月連続の増加となった。

<回復傾向は継続 韓国、重点的に ― 溝畑観光庁長官>

 観光庁の溝畑宏長官は、3月19日の会見で「昨年の11月が前年同月比13・1%減、12月が11・7%減、1―2月の合計が11・5%減と続き、回復傾向は継続している」とコメント。「韓国が円高の影響で厳しく、全体の回復を鈍らせている。1―2月で中国、台湾は良い結果が出ているが、そのプラスを韓国のマイナスで帳消しにしてしまっている状態。3―4月の桜など、今後重点的なプロモーションが必要」と語っている。

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