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観光列車、上天草で歓迎レセプション

2011年11月11日
編集部
川端祐樹市長
川端祐樹市長

 JR九州が熊本駅と天草の玄関口・三角駅間に、10月8日から観光列車「A列車で行こう」を運行開始したのに合わせ、熊本県上天草市が10月10日、首都圏や関西から旅行会社やマスコミ関係者約40人を招き、列車試乗会と歓迎レセプションを開いた。

 川端祐樹上天草市長は「九州新幹線全線開通に続き、観光列車の開通で天草に追い風が吹いている。A列車の名は有名なジャズのタイトルと、天草、アダルト(大人)のAの意味も込め、宇土半島から天草までの素晴らしい景観を楽しむ大人の旅のイメージ。豊富な海の幸でおもてなしするA級グルメも用意した。この絶好の機会を生かし地域活性化をはかりたい」とあいさつ。

 来賓の福嶋和彦JR九州熊本支社長は「観光列車は魅力ある観光地あってこそ。地域と一体となり、息の長い観光ルートを作っていきたい」と抱負を述べた。

 あまくさみすみ線(熊本駅―三角駅)に誕生した観光列車「A列車で行こう」は来年2月26日までの土日、祝日と冬休み期間の毎日、1日2往復する。所要時間は約40分。2両編成で全席指定制の定員84人。料金は全席指定で片道1870円。

「A列車で行こう」のバーカウンター
「A列車で行こう」のバーカウンター

 車内はジャズのスタンダードナンバー「A列車で行こう」がBGMとして流れ、木をふんだんに使用した高級感のあるお洒落な雰囲気だ。1号車のバーカウンターでは、ビールやウイスキーなどを販売し、オリジナルジャズCDなどグッズ販売もある。

 終点の三角駅からは三角港と前島港や本渡港を結ぶ定期航路に接続し、潮風に吹かれながらクルージングが楽しめる。

イルカウォッチング
イルカウォッチング

 列車運行記念として同市では、天草産アワビや伊勢エビなど地元の海の幸を使った豪華なグルメプラン「A級グルメフェア」を各宿泊施設で来年3月31日まで提供する。一番の見どころは野生のミナミハンドウイルカに1年中98%以上の確立で出会えるイルカウォッチング。五和町沖に約200頭が生息し、専門ガイドの解説付きプランもある。

 さらに同市生まれの歴史上の人物といえば天草四郎。天草四郎メモリアルホールでは、天草・島原の乱に関する資料や歴史をわかりやすく紹介する。高さ15㍍の巨大な天草四郎像が立ち、海産物や特産の天草ちくわなどが豊富にそろう「藍のあまくさ村」や、ギター和尚の楽しい説法が聞ける向陽寺も人気がある。

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