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17年度の宿泊旅行実施率わずかに上昇 じゃらんリサーチセンター

2018年7月17日
編集部:増田 剛

2018年7月17日(火) 配信

分析結果を報告する沢登次彦センター長

リクルートライフスタイルのじゃらんリサーチセンター(沢登次彦センター長)は7月11日(水)、東京都内で観光振興セミナー2018を開き、最新の旅行動向データの分析や、「ミレニアル世代」にターゲットを絞った検証結果などを報告した。

 「じゃらん宿泊旅行調査」では、17年度の宿泊旅行実施率が55・6%と前年度から0・8㌽上昇しており、「10年前の63・8%からは大きく減っているが、減少傾向に歯止めがかかった」(沢登氏)と分析。宿泊旅行実施者の年間平均旅行回数も2・78回と同0・01㌽アップした。

 都道府県別の17年度宿泊旅行者数では、1位は東京都(1541万人)、2位は北海道(1066万人)で順位は前年度と変わらない。3位にはユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)効果により、大阪府(775万人)が前年度の5位から上昇した。以下、④静岡県⑤神奈川県⑥長野県⑦京都府⑧千葉県⑨沖縄県⑩福岡県――と続く。トップ10では千葉県を除くすべての都道府県で増加している。

 1次交通の手段では、「日本航空(JAL)や全日本空輸(ANA)の飛行機」が16・8%(前年度は15・9%)と上昇。「新幹線・特急列車」も20・3%(同19・9%)と増えたが、「自家用車」は39・9%(同41・6%)と減少傾向にある。

 宿泊旅行の目的(複数回答)では、「地元の美味しいものを食べる」37・9%(同36・5%)、「まちあるき、都市散策」19・3%(同18・3%)などの人気が高まっている。

強いこだわりを持つミレニアル世代

 世代別では、主に1980年代から2000年初頭に生まれた「ミレニアル世代」の男性に注目。「他の世代と比べ、旅行先の選択理由にも強いこだわりを持っている」(沢登氏)。「公共交通機関を利用」「ホテルを好む」「1人旅や親子連れが増加」「気楽で気ままな旅や趣味旅を好む」などの特徴を挙げた。

 沢登氏は「『旅先でも好きなように自由に過ごしたい』という点が訪日外国人とも共通する」と分析。そのうえで、現在滞在型ホテルや古民家、ゲストハウスなどが増加していることを指摘し、「訪日旅行者とミレニアル世代が今後、日本らしさを感じながら、自由度の高い新たな個人旅行を開拓していく可能性がある」とまとめた。

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