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10年度の定観62万人、間際予約対応でウェブ強化

2011年7月21日
編集部
前田会長
前田会長

 はとバスの受入先の施設で構成するはとバス共栄会(会長=前田伸・日本電波塔社長)は7月8日、東京都内のホテルで2011年度通常総会を開き、今年度の事業計画案などを承認した。

 あいさつに立った前田会長は「3月11日の東日本大震災以降、我われ観光業は苦境に立たされている。直接被害のないところでも風評被害や自粛ムードで影響を受けている。こうしたなか、多くの方々に出席していただきありがたい。何とかこの難局を乗り切り前に進んでいくために互いに知恵を出し合っていこう。今日はその決起大会にしたい」と述べた。

 続いて、同会名誉会長の松尾均はとバス社長が「今年初めまでは順調だったが、3月11日を境にまさに天と地がひっくり返った。最終的に10年度は定期観光で62万人、企画旅行で24万2500人の合計86万2500人。当初目標の100万人に届かないばかりか09年度の98万7千人にも及ばなかった」と報告するとともに「このまま手を拱いているわけにはいかない。今期ははとバスならではの一層の断トツ商品、話題の先取りの商品、そして東北方面を中心とした復興支援ツアーを、さらに間際予約の増加に対応したウェブ強化などに努め共栄会の施設に多くの人を送客したい。そして100万人さらに次のステージに進むことを目標にしたい」と結んだ。

 総会では10年度事業報告・収支決算報告・監査報告、11年度事業計画案・予算案、役員改選案について審議、いずれも承認された。

はとバス・松尾社長
はとバス・松尾社長

 今年度の事業計画は(1)会員相互の啓発と親睦及び情報交換を目的とした事業(2)CS増進を目的とした研修会(3)多角的な共同宣伝・共同販売促進を目的とした相互の営業増進事業(4)喝采!!はとバス劇場への協力・協賛などを実施する。また、役員改選は2人の役員の退任に伴うもので常務理事に三枝幸雄はとバス取締役観光バス事業本部長、理事に門村輝夫同副本部長が選任された。

 なお、総会終了後の懇親会でははとバス感謝大賞の表彰式が行われ赤坂エクセルホテル東急(東京都)と春茂登旅館(栃木県)の2施設が表彰された。さらに東日本大震災で被害の大きかった岩手県、宮城県、福島県、茨城県からの参加者に対し、はとバスの門村副本部長から激励のメッセージが送られた。

 

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