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横山体制約200人が始動、被災地は会費免除も

2011年5月11日
編集部
横山新部長
横山新部長

 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会青年部(横山公大部長、1583部員)は4月20日、東京都千代田区の都道府県会館で2011年度の定時総会を開いた。井上善博部長が2年間の任期を終え、第20代青年部長の横山公大部長に引き継がれた。横山体制のスローガンは「『利他精神』~夢を語り背中を魅せる~」。7人の副部長・特別対策顧問のもと、11の委員会、約200人の出向者で組織し、スタートを切った。

 井上前部長は冒頭、東日本大震災に触れ、現地を訪れて激励したことなどを報告。「何とも言えない思いで今日を迎えたが、私はこの2年間、スローガンとして『誇り・絆・友情』を掲げさせてもらった。事情がそれぞれにあると思うが、私たち若い世代が今一度、宿屋に誇りを持って、青年部で出会った絆、友情をしっかりと今日確認し、明日からまた新たにがんばっていきたい」と語った。また、新部長の横山部長を「彼は高知県出身だが、激動の時代に青年部長を受けるまさしく坂本龍馬」と表し「これまで以上にご協力とご支援をいただき、新たな船出をさせていただきたい」と部員に呼び掛けた。

 横山新部長は「大震災で、本来の事業よりも地震対策を優先すべきではないかという声もあったが、若い世代が責任を持って観光の火を消すことなく、旅行需要を拡大すべく活躍するのが本来の主旨だろうと思い、初志貫徹を持って計画を立てた。今までにない2年間だと思う。2年間では大震災の影響は収まらないかもしれないが、後世にこの震災から我われがどう乗り切ったのか語り継げる組織にしていきたい」と所信を述べた。

 今期の方針は(1)東北地方太平洋沖地震への対応(2)夢を語り背中を魅せる!DREAM RYOKAN PROJECT(3)エコに先進的に取り組み、ゴミ0―ゼロ―プロジェクトを発信(4)公平かつ適正な口コミへ向けての対策(5)政治的諸問題に向き合い、親会との意思疎通をはかり青年部らしく行動する――。

 震災対応としては今年度、東北と関東、長野、新潟、山梨、静岡の1都16県の固定会費と東北と北関東、長野、新潟、千葉の12県の部員会費を免除することなどを盛り込んだ。

 総会後は県部長サミットを開き、新潟県旅館生活衛生同業組合の野澤幸司理事長が「旅館ホテル業界の震災後の対応について」と題して講演した。その後、被災県の県部長らによる現状報告も行った。

 執行部の新体制と担当委員会は次の各氏。

 【副部長】
総務広報担当 神田裕幸(島根県)総務委員会・広報委員会▽財務担当 新山晃司(愛媛県)財務委員会▽組織担当 鈴木治彦(岡山県)組織維新(これあらた)!委員会▽政策担当 森晃(長野県)政策立案委員会・観光連携委員会▽研修部会担当 山口敦史(山形県)旅館アカデミー委員会・観光平成維新委員会▽事業部会担当 田村佳之(群馬県)ドリーム旅館プロジェクト委員会・夢未来創造委員会

【特別対策顧問】
利光伸彦(和歌山県)緊急特別対策委員会

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