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No.275 Tトラベルの国内宿泊サイト - 宿泊施設の直販支援

2011年4月1日
編集部

Tトラベルの国内宿泊サイト
宿泊施設の直販支援

 直販比率を高めたい。大手旅行会社やネット専業旅行会社に販売を大きく依存する宿泊施設共通の課題だ。Tトラベルの国内宿泊サイトは宿泊施設の直販を支援するサービスを始めた。サイト掲載料は定額にし、送客に対する手数料は発生しない。また、国内最大の共通ポイント「Tポイント」が貯まる、使えるサービスを活用できるようになる。これまで自力で努力するしかなかった直販強化の取り組みをTポイントが後押しする。

【沖永 篤郎】

◆   ◆

「Tポイントを武器に集客」

 TトラベルはTSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が直営する旅行情報サイト。昨年10月、国内旅行の取り扱いを始め、第1弾として国内宿泊サイトを開設した。サイトを通じて旅館やホテルを直接予約できるサービスを提供する。利用者は100円につき1ポイントのTポイントを貯めることができる。そのほか、どの予約サイトよりも安い料金を保証する、混みあう時期でも宿泊在庫が豊富にあるなど、直接予約だからこその独自のメリットがある。

吉村英毅(よしむら・ひでき)
旅キャピタル代表取締役社長

 同サイトはサイトそのものへの集客よりも、客を宿泊施設のホームページに誘導し、直販を支援することを最大の目的とする。そのため宿泊施設に対するビジネスモデルも従来にないものになる。従量課金制ではなく定額課金制にし、宿泊施設はサイトを経由した送客に対して手数料がかからない。宿泊施設は定額のサイト掲載料と宿泊客へのTポイント付与分の実費負担だけで、あとは無尽蔵に送客される。また、サイトには宿泊プランのほか、施設のサイトアドレスや電話番号も掲載し、客を誘導する仕組みにした。サイトを経由しないこの場合の宿泊予約でもTポイントは貯めることができる。

 今年1月には宿泊施設にTポイント端末の提供を開始。宿泊施設のフロントでTポイントの付与、還元が行えるようになった。宿泊者は精算時にポイントが付くTカードをフロントに提示。宿泊後2カ月以内にTポイントが加算される。

 

※ 詳細は本紙1415号または日経テレコン21でお読みいただけます。

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