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絵だけで安全避難案内 国際観光施設協会

2011年2月21日
編集部
避難絵図(ドアサイン用・解説なし)
避難絵図
(ドアサイン用・解説なし)

 国際観光施設協会のホテル都市分科会はこのほど、宿泊施設向けに、災害時の安全避難案内を絵だけで伝える避難絵図(解説なしのピクトグラム)を開発した。国が観光立国を掲げ外国人宿泊者の増加が見込まれるなか、同分科会は、とくに地震の頻度の多い日本において宿泊施設の安全と安心をアピールすることが必須と考え、1年間をかけて言語に頼らず表現できる災害時の安全避難案内について研究を重ねてきた。

 避難絵図は必要で最小限なものに絞り込んだ8つの注意事項からなる。(1)部屋に着いたら方向の異なる2つの避難口を確認する(2)火災時には非常放送の指示に従う(3)避難するときは、部屋の鍵を持ち速やかに逃げる(4)姿勢を低くし、煙が来る反対の方向に逃げる(5)ドアを開けて避難路を確保する(6)地震の際、戸外に出るときは落下物に十分注意する(7)エレベーターは絶対使用しない(8)万一、電話が通じないときは、窓から懐中電灯やシーツなどで自分がいることを合図し、救助を待つ。

 また、絵だけでは一部誤解もされるため、解説文付の安全の手引きリーフレットも開発した。言語は、日本語以外に訪日外国人の約80%以上をカバーする3言語(英語、中国語、韓国語)を用意する。

 同分科会は避難絵図の理解度をはかるために、全日本シティホテル連盟の協力を得て、6ホテルでアンケート調査を実施した。対象者は149人(日本人76人、外国人73人)。平均年齢は37・5歳。男女比は約7対3。外国人は19カ国に及んだ。

 調査結果は、避難絵図だけを置いた場合、全体の70%がすぐ気付いた、後で見たと回答。そのうち89%の人がよくわかる、ほぼわかると回答した。さらに解説付きのリーフレットと併用した場合、全体の60%の人がすぐ気付いた、後で見たと回答。そのうち98%の人がよくわかる、ほぼわかると回答した。リーフレット併用の相乗効果が大きいことがわかった。

 同協会の鈴木裕常務理事は「安全に避難するための情報は災害が起こってからではなく、事前に知っておくことが大事。避難絵図とリーフレットを併用し、宿泊客が必ず目に着くベッドの上に置いておくことをすすめている」と話す。

 同協会はこの安全の手引きと避難絵図2011年度版のデータを同協会のマネジメント会員に配布。さらなる普及に向けて会員を募集している。

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