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羽田、国内線利用料値上げ、「1人170円」にJATA反発

2011年1月1日
編集部

 日本空港ビルデング(鷹城勲社長)は12月14日、羽田空港の国内線旅客の施設利用料を2011年4月1日から、1人170円に値上げすると発表した。現在の100円から70円の値上げ。3歳以上12歳未満は50円から80円になる。国土交通省は12月9日に上限変更認可申請を受け付け、国土交通大臣が14日に認可した。

 これを受け、日本旅行業協会(JATA)の柴田耕介理事長は12月15日の定例会見で「一般利用者としても、旅行会社としても値上げの理由が分からない」と反発。申請を行っていたことも明らかになっていなかったため、「唐突で短期間でのことだった」と驚いたという。

 値上げについて、日本空港ビルデングは、第2旅客ターミナルビル増築と第1ターミナルビル改修工事に係る費用の回収が目的だと発表している。柴田理事長は「デフレの時代に投資費用の回収を、即座に転嫁するのはどうかと思う。上げ幅の圧縮か現行のままを求める」とし、JATAでは近々に同社を訪れる予定だと語った。長谷川和芳事務局長は「70円といえども影響は大きい」とし、上期の商品造成時期のタイミングの悪さや事前説明がなかったことなどを指摘した。

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