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リクルートに協議申し入れ、新ポイントプログラム導入で

2010年11月21日
編集部

 神奈川県の箱根温泉旅館協同組合(榎本孝弘理事長、加盟108施設)は11月5日、国内旅行宿泊サイト「じゃらんnet」を運営するリクルート(柏木斉社長兼CEO)に対し、「来年4月から開始予定の新ポイントプログラムの導入によって同社に支払う手数料率が実質的な引き上げになる」として、協議の申し入れを文書で行った。

 リクルートが来春から導入を予定している新ポイントプログラムでは、「じゃらんnet」と、美容の総合サイト「HotPepperBeauty」の利用者が相互に利用可能な「じゃらん×ホットペッパーポイント」を開始する。両サイトは女性を中心に併用するユーザーが多く、旅館やホテルを利用して貯めたポイントをヘアサロンやネイルサロンで利用したり、その逆の利用も見込み、将来的には飲食店などにも対象を広げたい考えだ。一方、宿泊施設は従来の手数料8%に、ポイント付与分として2%が加算され、実質的な負担増となる。また、シングル利用者の手数料が現行の4%から6%にアップする。

 箱根温泉旅館協同組合は「新システムを導入するに当たっては、ビジネスパートナーである宿泊施設に負担増となる理由の説明や、2%の論拠などをもう少し丁寧に説明してほしい」と要望している。さらに、ライバル社などに波及して手数料率が徐々に引き上げられることを懸念している。

 現在のポイント制度では「無料宿泊券の提供」(約60%の施設が対応)と、「ポイント行使の実費負担(宿泊料金の最大10%)」の選択制となっているが、来春以降は、新たな来館者の有無に関わらずポイント付加分2%が上乗せされて請求される。宿泊客がポイントを使って宿泊した場合、リクルート社が後日、宿泊施設に振り込んで精算するしくみ。

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