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エアアジアXが12月に羽田就航、5000円でマレーシアへ

2010年10月1日
編集部

「LCC初のフラットシートも導入」

オスマンラニCEO(中央)、ソム駐日大使(右)
オスマンラニCEO(中央)、ソム駐日大使(右)

 マレーシアの格安航空会社(ローコストキャリア=LCC)・エアアジアグループの長距離路線を運航するエアアジアX(アズラン・オスマンラニCEO)は9月21日、12月9日から羽田―クアラルンプール線を週3便で運航すると発表した。記念キャンペーン期間中は片道5千円で運行する。また、LCCとしては初のフラットシートを搭載した機材を導入する。

 エアアジアXはクアラルンプールとロンドンやソウル、ゴールドコーストなど11路線を運行しており、羽田は12番目の路線。コンセプトは「ローコスト、長距離、無料サービス無」で、必要なものを必要な分だけ有料で提供するモデルや、空港での滞在時間を短くすることなどでコストカットをしている。

 東京都内のホテルで開いた会見で、オスマンラニCEOは「2年以上前から日本就航に向けて準備を進めてきたが、マレーシアでも多くの関心を得ている。とくに、若者は日本文化がとても好きだ。今回の就航で、初めて低価格で日本に来ることができる。幅広い人に日本の文化を楽しんでもらえると思う」と、新たな需要が創出できることを強調。「皆さんもぜひ我われのエキゾチックな島に来てほしい」とアピールした。

 また、羽田へ就航した経緯を「乗り継ぎのよさ」とし、ほかにも福岡・大阪・札幌などの都市に関心を持っているという。「東京をテストとして、国内で3都市ほど路線を拡大したい。羽田も週3便のスタートだが、できれば毎日就航したい」と今後の展望を語った。

 来賓の駐日マレーシア大使のダト・シャハルディン・ビン・モハマッド・ソム氏は「マレーシアの航空会社のポテンシャルが高まり、友好的な国との関係を強化できるのをうれしく思う」とあいさつ。また、日本旅行業協会(JATA)の柴田耕介理事長も出席し、「日本からマレーシアへは年間約40万人が訪れているが、今回の参入で80万人になることを期待する」と就航を歓迎した。

 クアラルンプール直行便は、羽田からが火、木、日曜日の午後11時45分発で現地到着が午前6時30分。クアラルンプールからは同曜日の午後2時40分発で、羽田着が午後10時30分になる。機材はエアバス社のA330―300で、ビジネスクラスの「プレミアム・フラット・ベッド・シート」が12席、エコノミーが365席。機内食は有料制で、予約時に申し込む。

 就航記念キャンペーンは、9月23日―10月31日に同社ウェブサイトから予約した席で、対象搭乗期間は12月9日―11年7月31日。運賃総額は、空港税などを含めた合計8千円で、片道のみの適用。通常料金は片道1万―1万4千円、ピーク時で2万―2万5千円を想定している。プレミアムは4万8千円の予定。

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