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がんばんないよ宮崎! 全旅協、(株)全旅が宮崎で合同会議

2010年8月21日
編集部
東国原知事を訪問
東国原知事を訪問

「口蹄疫で打撃の観光を支援」

 口蹄(こうてい)疫問題で宿泊・観光客が激減するなど大きな打撃を受けた宮崎県観光を支援し、観光関係者を激励しようと、社団法人全国旅行業協会(ANTA、会長・二階俊博衆議院議員、5600会員)と株式会社全旅(池田孝昭社長)が「がんばんないよ宮崎!応援する隊」を組織。7月21日に宮崎市内で「緊急合同会議」を開いた。地元関係者から厳しい実情を聞き、翌22日に県内を視察した。

 会議には全国から全旅協、(株)全旅の支部長・所長ら約70人、地元からみやざき観光コンベンション協会や旅館・ホテル、観光施設の関係者ら30人余りが出席した。口蹄疫発生後、全国規模の旅行業団体の訪問は初で、県が7月27日に予定した家畜の移動制限、「非常事態宣言」の解除を「無事に迎えたい」と緊張する地元関係者を勇気づけた。
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 みやざき観光コンベンション協会の石野田幸蔵専務理事は「人の交流ができない状況のなかで、来て下さいと声が出せなかった」と苦しい事情を説明。「宮崎ナンバーの車や宮崎県産野菜も嫌がられた」と風評被害の実情も報告した。

協会によると5月末までのキャンセルは62宿泊施設で約1万8千人、大会・会議は30施設3400人、県内イベント中止230件、延期60件に達している。

 二階会長は「まず、真心を持ってみんなで支援体制を拡大する。安全な宮崎という正確な情報を提供し、各種会議を宮崎周辺で優先して行い、日本旅行業協会(JATA)とANTAが宮崎旅行を推進することが大事」と述べ、「力の及ぶ限り宮崎復興のために支援していきたい」と激励した。

 全旅協・(株)全旅では宮崎県支援のためのポスターを急きょ作成。5600会員の店頭で掲示するほか、宮崎県旅行業協同組合が高千穂や青島、日南など県内観光地を結ぶ着地型のツアーを9コース企画。全国の会員に向け販売する。

 会議終了後には、二階会長など役員が県庁に東国原英夫知事を訪問し、見舞金を手渡した。
宿泊先の青島グランドホテルでは、社員が並んで一行を歓迎。同ホテルの富森信作社長(宮崎市旅館組合長)は、「キャンセル続きで、心が折れそうになったが、今は感謝の気持ちで一杯です。力強いご支援をいただいたと思います」とお礼を述べた。

 翌日は2台のバスに分乗し、西都原古墳群や綾町の照葉大吊橋、酒泉の杜などを視察。各地で地元の歓迎を受けた。

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