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「源泉かけ流し」宣言、東北で初の高湯温泉

2010年6月11日
編集部

 福島県の高湯温泉観光協会(遠藤淳一会長)は6月1日、「源泉かけ流し」を宣言した。これまで北海道や長野県など、全国8カ所で同様の宣言をしているが、東北では初めて。

 同日、遠藤会長ら観光協会メンバーが県庁に佐藤雄平知事を訪ね、札幌国際大学観光学部の松田忠徳教授立ち合いのもと、宣言文を読み上げた。遠藤会長は「400年間絶え間なく湧き出してくる温泉を、これからも守り続けていく」と宣言。佐藤知事は「福島といえば温泉。(宣言を契機に)魅力を高めてほしい」と激励した。

 宣言は松田教授が中心となり提唱しているもので、源泉を加水・加温せず供給し、循環利用もさせないなどの条件がある。「高湯は10本の源泉が自然湧出しているなど、温泉としての水準も高く、理想的」(松田教授)という。

 高湯温泉は乳白色の硫黄泉で、毎分3160リットルの湧出量を誇る。じゃらん人気温泉地ランキングの秘湯部門で昨年、今年と、2年連続日本一に選ばれた。

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