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健康食「まぁーず」目玉に、信州DCに向け一致団結(長野県旅組青年部総会)

2010年5月21日
編集部

 長野県旅館ホテル組合連合会青年部会(宮原健部会長、123人)は4月27日、駒ヶ根市の山野草の宿二人静で定時総会を開いた。行政機関や親会と連携し、観光誘客に結び付く取り組みの継続を確認した。事業方針は昨年に引き続き「青年部だからできる活動」「青年部のための活動」「親会との連携」「協賛商社との連携」「観光政策に関する活動」の5つ。信州デスティネーションにあわせ青年部の各旅館が中心となり新しく開発する健康食「まぁーず」を目玉に宮原部会長体制2年目の集大成を目指す。

 宮原部会長は「今年10―12月は信州DC本番を迎える。青年部が開発した料理『まぁーず』は、地域それぞれの特色を生かした美容と健康のおもてなし。青年部のみならず親会を含めた業界全体で一致団結して盛り上げていく年にしよう」とあいさつした。

 来賓として出席した石原秀樹長野県観光部観光振興課長は「県の観光客数は長期低落傾向にあるが、インバウンドや地域の取り組みに反転のヒントがあるのではないか。その先頭に立つのが青年部。12年ぶりに行われる大型キャンペーン信州DCをきっかけにしたい。じゃらんや楽天、るるぶなどのサイト上で信州特集を組み、青年部が開発した『まぁーず』もネットを通して全国に発信してもらう」と語った。

 「まぁーず」は信州を代表する3つの発酵食材「味噌」「酒粕」「野沢菜」がコラボレーションした新しい健康食。信州地方の方言で「誠に」「本当に」という意味。信州DCに合わせ、長寿県長野にちなみ、組合会統一のテーマを「信州に泊まると健康になる!!」に設定。それに基づいて青年部が開発した。

 レシピは酒粕と味噌を合わせ、酒またはミリンで伸ばしたものに、刻んだ野沢菜を混ぜ合わせる。すべて長野県産のものを使うことが決まりだ。アレンジの仕方は、野沢菜に限らず地域の漬物を使ったり、油の代わりにバターを使ったり、辛味、砂糖を加えたりと自由自在。

 同日、総会と併せて、各旅館が開発した「まぁーずオリジナル料理」のコンテストも行われた。

 コンラッド東京の日本料理・総括料理長などを務めた経歴を持つ、齋藤彰雄氏と同県下那郡下條村出身のタレント、峰竜太さんが審査。齋藤彰雄賞には、「信州産ジビエのマンズマンジュ」(渋温泉・春蘭の宿さかえや)、峰竜太賞には、「信州サーモンの紙包み蒸しちゃんちゃん風」(小渋温泉・赤石荘)が選ばれた。齋藤氏は「素材の持ち味がうまく出ていて感心した」とプロの目線からお墨付き。峰さんは「つける、入れる、と使い方によって料理のイメージが変ってくる。いろんな方向に伸びていくのではないかと楽しみ」と感想を述べた。

 信州DCに向けて、長野県のすべての旅館で「まぁーずオリジナル料理」をメニューとして提供する予定。メニューは「まぁーず公式ウェブサイト」( http://shinshu.fm/MHz/18.83/ )で確認できる。

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