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障がい者の受入れ整備へ、ソウル市がバリアフリー化

2010年5月21日
編集部

 韓国のソウル市と、社会福祉法人ハンボッ財団は6月5―8日までの4日間、障がい者招待観光プロジェクト「車イスの皆様、ソウルへようこそ」を実施する。

 同プロジェクトは、バンクーバーパラリンピックアイスレッジ銀メダリストの高橋和廣氏ら、日本の著名な身体障がい者を招き、ソウル市内を観光してもらったうえで感想などを聞きながら、今後のバリアフリー化やバリアフリー観光開発推進に役立てたい考えだ。

 韓国はかつてのバリアフリー化が未発達というイメージ払拭へ、ソウル観光をしたいが断念していた障がい者を誘致できる環境整備に本格的に乗り出す。バリアフリーの整備に取り組むことで、日本の旅行業界に対して「ソウルが障がい者にも安心して観光ができる都市」であることをPRする。

 スケジュールは5日に金浦空港に到着したあと、参加者は翌6日まで観光やバリアフリーチェックを行う。その後、7日の「障害者にとっての日本と韓国の観光について」をテーマとした発表会では、実際にソウル市内を観光した感想や、障がい者スポーツ選手として世界各国を周っている経験談、日本国内や東京都の障がい者の観光促進のための制度や規則、現状などを情報交換する。

 一方、ソウル市で推進する観光バリアフリー整備計画や、障がい者観光支援計画なども発表される。ソウル市は障がい者観光コースの開発や、日本や中国の旅行会社への広報などにも積極的に取り組んでいく予定だ。

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