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多彩な観光資源紹介「バイオマスツアー」など(岡山県真庭市)

2010年3月21日
編集部

 岡山県真庭市(井手紘一郎市長)は2月26日、東京都内で旅行会社やマスコミ関係者を招き観光素材説明会を開いた。首都圏での知名度向上が狙いで、井手市長自らトップセールス。初の試み。同市は中国山脈、大山の麓、岡山県の最北に位置し、鳥取県と隣接する。平成の市町村合併で5年前にできた。

 09年は勝山町並み保存地区が都市景観大賞「美しいまちなみ大賞(国土交通大臣賞)」に、バイオマス(生物資源)事業を見学する「バイオマスツアー真庭」が新エネ大賞の普及啓発活動部門金賞(経済産業大臣賞)に選ばれるなど注目が集まるが知名度は低い。

 井手市長は「真庭市の観光を一言でいうと多彩」と表現。北から南へ、蒜山高原、湯原温泉、神庭(かんば)の滝、勝山町並み保存地区、旧遷喬尋常小学校、醍醐桜など多くの観光スポットを紹介した。醍醐桜は見晴らしのよい高台にある推定樹齢1千年の一本桜。五分咲きのころから午後9時までライトアップされ、夜桜も楽しめる。見ごろが近づくと、付近の道の混雑は必至という。

 また、井手市長は「市の8割が山林で木材はふんだんにある。バイオマスタウンとして新しい産業作りにも取り組んでいる」と紹介。例えば木材ペレットを活用したエコ発電や、木材をナノレベルまで超微粉砕し、バイオディーゼル燃料を製造する取り組み、コンクリートに木紛を入れ、鉄と同じ強度を持つバイオプラスチックの製造などをあげた。

 これらの取り組みを産業観光として見せる「バイオマスツアー真庭」には、全国から年間2千人以上が参加し人気ツアーになっているという。

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