test

八千代座100周年迎える、3年かけ記念事業、山鹿市 “大沢親分”も応援に

2010年1月6日
編集部

 熊本県山鹿市(中嶋憲正市長)の八千代座が今年、建設100周年を迎えるのを記念して、今年度から「八千代座100周年記念事業」が始まった。2009年度から11年度までの3カ年度にわたるもので、09年度はプレ100周年、10年度は建設100周年、11年度は開業100周年と位置づける。

 基本テーマは「これまでの100年、そして、これからの100年」。将来、八千代座を引き次いでいく子供たちの育成などを視野に入れた事業を展開する。現在、子供を対象にした歌舞伎教室や朗読会などがあがっている。09年は10月にスペインの芸術家を招き市民らと地域シンポジウム、11月には記念事業のオープニングとして坂東玉三郎舞踊公演を開いた。また、目玉の一つとして最優秀作品には100万円贈呈という、八千代座キャラクター名およびデザイン公募を実施している=既報。

 100周年オープニングセレモニーは、2月17日に八千代座で行う。

 12月3日には中嶋市長やふるさと山鹿大使の大沢啓二元日本ハムファイターズ監督らが出席して、東京都内で記者発表した。中嶋市長はあいさつで、記念事業の主旨を説明し、「11年は九州新幹線全線開通の年にもあたる。これを千載一遇のビッグチャンスと捉え、山鹿市と八千代座の心を全国に広く発信し、観光客誘致をはかりたい」、井口圭祐山鹿温泉観光協会会長も、「八千代座は廃屋の時代もあったが見事に復興を遂げた。この事業で先人の思いや復興の思いを子供たちに伝えるとともに観光振興にもつなげたい」と述べた。

 一方、〝大沢親分〟は、山鹿市の子供たちは道であっても必ずあいさつをする。教育がしっかりしている証だとし、「山鹿を一言でいうとあっぱれ」と称賛。「市の発展のために私も尽力を惜しまない」とした。

いいね・フォローして最新記事をチェック

PAGE
TOP

旅行新聞ホームページ掲載の記事・写真などのコンテンツ、出版物等の著作物の無断転載を禁じます。