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重要文化的景観に、金沢の城下町など4件(文化審)

2010年1月6日
編集部

 文化審議会(西原鈴子会長)は12月11日、江戸時代の城下町発展の都市構造を継承する「金沢の文化的景観 城下町の伝統と文化」(石川県金沢市)など4件を重要文化的景観に選定。また、「鶴の湯温泉本陣」(秋田県仙北市)や現存する最古のレンガ造り灯台「菅島灯台」(三重県鳥羽市)など21都県の136件の建造物を登録有形文化財にするよう川端達夫文部科学相に答申した。これで重要文化的景観の選定数は計19件、登録有形文化財登録数は計7865件となる。

 重要文化的景観は「金沢の文化的景観 城下町の伝統と文化」のほか、「姨捨の棚田」(長野県千曲市)、「樫原の棚田」(徳島県上勝町)、「平戸島の文化的景観」(長崎県平戸市)の3件が選ばれた。

 「金沢の文化的景観 城下町の伝統と文化」は、城下町の発展段階を継承するとともに、伝統工芸などの店舗が独特の界隈を生み出している▽「姨捨の棚田」は、大池から更科川への水系を軸に、用水・田越しの導水手法によって継続してきた約1500枚の棚田がある▽「樫原の棚田」は、勝浦川上流の典型的な棚田・山村で、土地利用形態が200年以上変化していない稀な事例▽「平戸島の文化的景観」は、かくれキリシタンの伝統とともに、棚田群や人々の居住地で構成された独特の景観という。

 主な登録有形文化財は次の通り。

 茂木本家住宅主家ほか(千葉県野田市)▽坂戸橋(長野県中川村)▽旧波佐見町立中央小学校講堂兼公会堂(長崎県波佐見町)▽宮崎神宮神殿ほか(宮崎県宮崎市)

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