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過去・現在・未来の日本を考える、平城遷都1300年祭が始動、年間を通し各種企画実施

2010年1月6日
編集部

 平城遷都1300年記念事業協会は12月4日、東京都内の奈良県アンテナショップ・奈良まほろば館で、平城遷都1300年祭事業を説明した。「はじまりの奈良、めぐる感動。」をテーマに1月1日からのオープニングカウントダウンを皮切りに、県内各地でさまざまなイベントや秘宝・秘仏の特別開帳などを展開する。メイン会場の「平城京跡」は、4月24日から11月7日までオープンする。

  田中敏彦事務局次長は「日本人が世界にはばたくようなきっかけになればいいと思う。奈良だけではなく、日本全体を元気にするイベントにしたい」とあいさつ。

 また、事務局の中山悟県内・広域事業部長は事業の趣旨を「都の変遷が奈良から始まり、国家形成、仏教、シルクロード文化の集積など日本の歴史が続いたことを感謝して祝うと共に、過去・現在・未来の日本を考えるもの」と説明。「フェアでも博覧会でも囲い込みでもない新しいイベントだ」とし、「県内で1年中さまざまな企画が行われる。一過性で終わらないものにしたい」と語った。

 「巡る奈良」で特別開帳される国指定文化財の合計は791件。なかには今回初公開されるものもあるという。「平城京跡」事業は、平城京歴史館や遣唐使船復原展示、平城京の仕事や衣装などが体験できる「平城京なりきり体験館」などを展開する。通季で古代行事の「衛士隊」「あおによしパレード」を再現するほか、春季は「大極殿完成記念式典」、秋季に「平城京遷都1300年記念式典」を開く。

 全体の参集規模は約1200―1300万人、平城京跡会場は約250万人を想定する。総事業費は約100億円。

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