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泊食分離は30%に 独自が6割 連携少なく(観光庁)

2018年4月10日(火) 配信

 観光庁は4月2日に、全国の温泉街宿泊施設などに対するアンケート調査の結果を発表した。近年の旅行形態の変化を受け、施設と地域の連携の実態などを調べた。調査によると、泊食分離を行っている宿泊施設の割合は32・0%。独自に実施する割合が6割ほどで、地域ぐるみの取り組みは限定的だった。

 インバウンドに「積極的に取り組んでいる」施設の場合は、泊食分離の実施率が51・9%と半数を超えた。インバウンド需要の取り込みを目指す施設は、対応が進んでいることがうかがえる。

 地域連携の観点からみると、「とくに他施設とは連携はしていないが泊食分離に取り組んでいる」が63・2%で最多となった。次に多かったのは「宿泊施設と宿泊施設外の飲食店との連携」の26・5%。

 「施設内の飲食店を一般開放するなど地域における連携」は1割程度で、泊食分離による地域連携の動きは鈍かった。

 実施したことでの効果として「人手不足が解消した」が28・2%で、「コストが削減できた」が25・1%と高かった。「顧客満足度が向上した」も21・6%あり、「一定の成果をあげている」(同庁)とみる。

 外国人旅行者の集客に対する意向も調べた。取り組んでいる宿泊施設の割合は44・1%で半数を割った。取り組む意向がある割合は14・4%だった。

 外国人を受け入れて良かった点は集客の増加による販路拡大・売上増などが挙がった。一方で、利用客のマナーの問題と、それに伴う日本人客離れなど、不安の声もあった。

 インバウンドの急増やFIT(海外個人旅行)化など、旅行市場の変化は著しい。同庁は「従来の経営ノウハウから脱却し、顧客ニーズを捉えた経営へと変わる必要も生じている」とコメントした。

共同購買と湯めぐりも調査

 共同購買を行っている割合は延べ15・1%となった。実施していないが「今後取り組みたい」は15・8%。実施した効果としては、50%以上が「コストが削減できた」と答えた。

 このほか、湯めぐりについて調査をした。湯めぐりに参加している割合は37・8%だった。

 効果として「日帰り客の利用が増えた」が28・0%で最も多かった。ただ次に多いのは「効果は無かった」で27・7%となり、取り組みの難しさも露呈した。

 回答者の属性として、平均宿泊日数は「1泊」が89・1%。旅行者1人当たりの平均宿泊単価は「1万円―1万5千円未満」が39・4%で、「1万円未満」が26・4%、「1万5千円―2万円未満」が16・6%となった。

 団体客と個人客の割合は「1対9」が29・2%、「0対10」が15・5%の順に高く、個人客の比率が高かった。

 日本人と外国人の比率は、「9対1」が41・9%、「10対0」が34・1%で、日本人の比率が大半を占めた。

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