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世界初の8K舞台芸術映像の上映会開く

2018年3月5日
編集部:平綿 裕一

2018年3月5日(月) 配信 

越智代表(左端)と田井係長(右端)

愛媛県の坊っちゃん劇場(運営=ジョイ・アート、越智陽一代表)と同県東温市らは3月5日(月)に、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで、8K国際映像演劇祭先行プレミア上映会を開いた。世界初の8K技術を駆使した舞台映像を上映した。東京と愛媛で開催し、モスクワでの開催も視野に入れる。地方で東京公演を、東京で世界の舞台を鑑賞するなど、映像演劇の流通化をはかり、交流人口拡大や地方創生をはかる。

 同社は年に約250ステージを開き、8万人の来場者を集めるなど舞台芸術に注力している。今回は東温市の「アートビレッジとうおん構想」の一環で、官民連携事業として実施した。構想では、舞台芸術を核とする文化芸術の振興や人材確保、シティブランドの構築などで、地域の活性化を狙う。将来的には「舞台芸術の聖地」化を目指す。

 「8K技術を用い、ワンショットで定点撮影した世界初の舞台映像。従来では再現できなかったリアリティを、まさにそこに舞台があるかのごとく鑑賞できる。カット割りがないため、自身が好きな箇所を注視できる。ぜひ楽しんでいってもらいたい」。越智代表は同日の記者会見で映像について説明し、出来栄えに自信をみせた。

 今後は8K常設シアターなどを開設し、8K映像を鑑賞できるインフラを整えていく方向だ。現地でないと見られない舞台芸術を、世界各地域で楽しめるようにする。越智代表は「興味関心を引き込めれば、『いつかは現地に行って見てみたい』につながる」と交流人口拡大や地方創生に期待感を示した。

 一方、20年には世界の舞台芸術を一堂に会した「第1回世界映像演劇祭」の開催を視野に入れている。国際映画祭などは各地で開かれているが、舞台映像では未だ行われていない。「映像で世界の舞台芸術が競い合う。これに対するプライズ(賞)を作っていきたい」と展望を語った。

 東温市総務部企画財政課地域振興係長の田井秀一氏は「東温市で『映像演劇』というものを立ち上げた。今後は日本全国、さらに世界に広げていきたい。皆様に知ってもらうことで、多くの人が来てくれるキッカケになってもらえば」と述べた。

 なお、当日は「理性の睡眠(ゆめ)」と、に「よろこびのうた」、「ポストマン」の3作品が上映された。

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