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中国人観光客向け専門チャンネル誕生 エフエム東京

2018年2月5日
編集部:謝 谷楓

2018年2月5日(月) 配信

エフエム東京が、中国人観光客向け専門チャンネル「八六東京」を立ち上げる(写真はイメージ)

エフエム東京が、中国人観光客向けのラジオチャンネル「八六東京」を立ち上げる。春節(旧正月)に合わせ、2018年2月12日(月)からスタートする予定だ。2017年には700万人を突破した中国人観光客を取り込もうと、サービスに磨きをかける関連企業は多い。エフエム東京は橋渡し役を実現することで、メディアとしての存在感アップを狙う。関連企業が、中国語観光客に商品やサービス内容を発信する大規模な媒体に成長しそうだ。

 昨年2月の訪日中国人観光客数は約50万人。2月としては過去最高を記録した。昨年は暦の都合上春節(旧正月)の開始が早まったこともあり、業界内では今年の伸び率に対する期待が大きい。

 昨今、大型ホテルやコンビニエンスストアを中心に、中国本土で普及するモバイル決済(支付宝・アリペイ、微信支付・ウィーチャットペイ)の導入が進む。飲食店検索大手では、中国本土の旅行会社や口コミサイトと協力し、国内飲食店の予約や事前決済サービスを始めた。

 700万人を1つのマーケットと捉えビジネスを展開する。大手企業を中心に取り組みが加速するなか、中国資本の日本進出も目立ってきた。アリペイを提供するアント フィナンシャル サービス グループでは昨年、日本法人が企業向け説明会を開くなど、本格的な日本進出が目前に迫る。

 「八六東京」チャンネルでは、微博(ウェイボー)や、Ctrip(シートリップ)、同程旅遊(トォンツェン リョーヨウ)など、中国本土でサービスを展開するサポート企業を多く持つ。中国人観光客のニーズを的確に把握でき、需要に合った情報発信や番組制作が可能だ。把握したニーズをもとに、チャンネル内で発信するポップカルチャーやコスメ、グルメ情報の取捨選択できるため、さらなる消費増にもつながる。国内外の観光関連企業にとっては、中国人観光客に商品やサービスを知ってもらう有力な媒体となりそうだ。

 なお5月には、羽田空港(東京国際空港)と連動したプロジェクトが始まる予定だ。

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