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“かば”が東京初運行、お台場で年間6万人目指す

2017年11月27日
編集部:平綿 裕一

2017年11月27日(月) 配信 

水陸両用バス「TOKYO NO KABA」

富士急行(堀内光一朗社長)は2017年11月27日(月)から、東京・お台場で水陸両用バス「TOKYO NO KABA」の運行を始めた。同バスが東京で運行するのは初めて。お台場ドライブと東京湾クルーズが1台で楽しめる。1日7便、1年間で6万人の利用者を見込む。アトラクション要素も組み込み、先行する競合と差別化をはかる。インバウンドにも人気なお台場エリアで、新たなにぎわいを創出していく。

3Dサウンドとモニターを取り入れた

 同社グループのアミューズメント施設などで得たノウハウを生かし工夫を凝らす。車内には水陸両用バスで世界初の「高品質3Dサウンド演出」を導入。観光スポットを通るたび音楽が変わり、ガイド案内と併せて車内を盛り上げる。車内上部には3つのモニターを設置。車体先頭に取り付けたカメラ映像を流し、着水のようすをリアルタイムで楽しめる。3Dサウンドやモニターを取り入れ、臨場感を強調し独自の色を出していく。

 このほか、カバのイラストが特徴的な同バスは水戸岡鋭治氏がデザイン。水陸の両方で生活し、古代エジプトの守り神でもあるカバをイメージした。5カ国語対応の音声ガイダンスも取り入れた。20年東京五輪を控え、インバウンドにも対応したかたちだ。

堀内光一郎社長があいさつ

 同社は2011年から山梨県・山中湖で水陸両用バスを運行。計2台で年間10万人、累計で60万人ほどに利用された。今回のバスで3台目となり、すべて水戸岡氏がデザインした。同日に行われた記念式典で堀江社長は「山中湖で行ってきた水陸両用バスの感動を、ぜひ東京でも楽しんでもらいたい」とあいさつ。今後は夜景を楽しめる夜間運行なども検討していく。

特徴的なカバのデザイン

 運行は約45分。「アクアシティお台場」を出発し、お台場エリアを約25分間陸上走行する。その後「お台場海浜公園スロープ」から着水し、約20分間海上を運航。料金は大人3500円で、子供1700円。乳幼児は500円となる。

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