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観光地の渋滞解消へ、京都・鎌倉で課金導入か

2017年9月21日
編集部

国土交通省道路局はこのほど、神奈川県鎌倉市と京都府京都市で観光渋滞対策の実証実験を開始する。両地域は週末や観光シーズンに多くの観光客でにぎわうが、交通渋滞の発生などで住民の生活環境の悪化が問題視されている。国交省は一般道通行時に課金を行い交通量を調整する「エリアプライシング」の導入など、問題解決への有効手段の構築に努める。

 国交省はAI(人工知能)やICT(情報通信技術)などを活用した実験手順を構築。ETC2・0や高度化光ビーコン、AIカメラなどを使い人と車の動きを収集。収集データをAIが学習・分析し、渋滞発生予想を算出。旅行者に発信し、移動手段の再検討を促す。

 今後両市は協議会を設置。実験内容を精査し、データの収集を始める。

 また今回は長野県・軽井沢町と兵庫県神戸市を今後の取り組み方針を検討するエリアに設定。対策エリアを絞り込む。

鎌倉市、実験に先駆け検討進める

 鎌倉市は2013年から、交通渋滞解消と市民の居住環境回復をはかるため「鎌倉ロードプライシング(仮称)」を検討している。土・日・祝日の交通量が増加する時間帯に実施し、市内に入る車両から料金を徴収。徴収した費用はパーク&ライド駐車場の拡充や観光振興の政策などに充てる。

 今回の実証実験で鎌倉市は、ロードプライシングの検討に必要なデータ収集を目的に、交通流入台数・映像による混雑状況の把握やETC装着車両の比率の確認を国交省に提案している。

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