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No.469 ピンクリボンのお宿ネットワーク、第6回総会 各団体と協力強化

2017年8月17日
編集部

ピンクリボンのお宿ネットワーク
第6回総会 各団体と協力強化

 ピンクリボンのお宿ネットワーク(会長=畠ひで子・匠のこころ吉川屋女将、事務局=旅行新聞新社)は7月24日、東京都港区の東京會舘で2017年度通常総会を開いた。12年7月に全国の旅館、女将の会、企業らが参画し設立。5年を経て、会員数は130を超え、乳がん患者・体験者に対する支援は順調だ。10月には、2018年版「ピンクリボンのお宿」冊子を発行する予定で、各施設の紹介や特典クーポンを提供する。総会後には、女性医療ジャーナリストの増田美加氏が講演を行った。

【謝 谷楓】

 
 
 
 

 畠ひで子会長は「乳がん患者・体験者が気軽に旅に出られ、入浴を楽しんでいただくことが、同ネットワーク設立の目的。50会員でスタートし、6年目を迎える今年は会員が130を超え、JTBサン&サンによる『ピンクリボンのお宿ネットワーク』の商品造成が実現した。今後も医療・患者団体と連携し、啓発活動に努めたい」とあいさつ。新年度の事業計画では、「ピンクリボンのお宿」冊子の発行と配布、ポスター制作など、広報活動のさらなる強化に注力する。宿泊施設の勉強会では、接客だけでなく、フロント・調理スタッフを対象に宿全体の意識向上も目指す。地域でのシンポジウムも開催する予定だ。

 来賓の安藤徳恵厚生労働省健康局がん・疾病対策課主査は「日本のがん対策は大きく分けて3つ。がんの予防と医療の充実、共生を目指している。年間8―9万人が罹患する乳がんは、日本人女性にとって最も頻度の高いがんとなっている。ピンクリボンのお宿ネットワークでは、乳がん患者・体験者が安心して旅に出かけ、お風呂に入る環境づくりに取り組んでいる。厚生労働省としても、皆さんと協力してがん対策を進めていきたい」と激励した。

 日本旅館協会の佐藤英之専務理事は「日本旅館協会では、生産性向上に力を入れている。このネットワークへの参画は、宿の付加価値を上げることにつながる。生産性向上に資するものだ」と深い理解を示した。

 来賓は、安藤徳恵厚生労働省健康局がん・疾病対策課主査と佐藤英之日本旅館協会専務理事、大山正雄日本温泉協会長、大堀千比呂日本政府観光局インバウンド戦略部受入対策グループマネージャー、菊池辰弥全国旅行業協会経営調査部長。…

 

※ 詳細は本紙1680号または8月23日以降日経テレコン21でお読みいただけます。

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