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クルーズ事業を柱に、18年GW、2隻同時チャーター(阪急交通社)

(左から)NCLのフェリックス・チャン氏、MSCクルーズジャパンのオリビエロ・モレリ氏、横浜市港湾局の伊東慎介氏、阪急交通社の松田誠司氏、平藤実氏

 阪急交通社(松田誠司社長)は、2018年のゴールデンウイーク期間(4月28日―5月6日)に、日本初就航となるMSCクルーズの「MSCスプレンディダ」とノルウェージャン・クルーズライン(NCL)の「ノルウェージャン・ジュエル」の2隻を同時チャーター。合計9日間の横浜港発着クルーズを2本同時に行うことを発表した。

 4月10日に東京都内で行われた会見で松田社長は、同社の中期経営計画において、主力である募集型企画旅行を持続的に成長させるために、クルーズ事業を大きな柱として位置づけていることを報告。「新たな時代を迎え、急成長が見込めるクルーズ事業を重要な柱として押し進め、クルーズ業界のリーディングカンパニーを目指していきたい」と意気込みを語った。同社は今後、国土交通省が掲げる「2020年に訪日クルーズ旅客500万人」という目標達成のため、インバウンドに向けたクルーズ事業への取り組みも強化する。

 MSCスプレンディダは全長約333メートル、最大乗員数は4363人と、その大きさは東京タワーを横にしたサイズに匹敵する。同船にはドレスコードがあり、船内では高級感漂うイタリア風の雰囲気を感じることができる。

 同船を利用した「桜舞い踊る春色クルーズ」では、9日間の日程で青森・釜山・福岡・神戸に訪れ、GW期間中最も注目される2大祭り「弘前さくらまつり」と「博多どんたく」を楽しむことができる。船内には日本人対応の専用デスクを設置。MSCクルーズの日本語スタッフや100人を超える阪急交通社日本人スタッフも乗船するため、言葉の心配なくクルーズを楽しむことができる。

 航海中はイタリア船ならではのオペラやクラッシックコンサート、イタリア語講座など、あらゆる世代や旅のスタイルに合わせたイベントを計画している。

 ノルウェージャン・ジュエルは全長294㍍、最大乗員数は2878人で、その大きさは横浜のランドマークタワーを横にしたサイズとほぼ同じである。同船は自由で陽気な雰囲気が特徴のクルーズ船で、ドレスコードや食事のときの座席指定などがないため、好きな時間に気軽に食事を楽しむことができる。

 同船利用の「南国の楽園夏色クルーズ」は、春色クルーズ同様9日間の日程で、高知・那覇・石垣島・台湾(基隆)を巡る。坂本龍馬の故郷である高知では、日本を代表する清流・四万十川を訪れるほか、高知市内ではご当地グルメの数々を堪能する。同船も日本人対応の専用デスクなどが設置されるため、言葉の心配はない。

 クルーズ中は、那覇から石垣島の区間で阪急交通社オリジナルイベントとして、夏川りみさんによるスペシャルコンサートを行うほか、船上夏色運動会なども実施する予定。

 旅行代金は、MSCスプレンディダが「内側ベッラ」を2人1室利用で大人1人9万9800円。ノルウェージャン・ジュエルは「内側キャビン」を2人1室利用で大人1人11万9800円。なお、大人2人と同室利用の場合、13歳未満の子供は2人まで無料となる。

 同日の会見には、MSCクルーズジャパンのオリビエロ・モレリ社長、NCLでアジアセールス担当のフェリックス・チャンヴァイスプレジデントも出席。今後も日本人顧客に対し、クルーズによる最高の旅を提供することを伝えた。

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