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No.458 全旅連青年部 西村体制始動、「変わらないために変わる」

2017年4月11日
編集部

全旅連青年部 西村体制始動
「変わらないために変わる」

 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会青年部は西村総一郎体制が4月から始動する。人口減少で「人材不足」と叫ばれて久しいが、民泊や生産性、耐震の問題など業界内に残る課題は多い。今回は業界を代表する1つの「声」として、第23代の西村総一郎新部長に話を聞いた。“変わらないために変わる”を政策の柱に据え、多岐にわたる活動を行っていく。変革の時代を迎えた旅行・観光業界で、舵を取る手腕が問われる。

【司会進行=増田 剛編集長、構成=平綿 裕一】

 
 
 ――立候補するまでの経緯を教えてください。

 初めて青年部に出向したのは、第15代の岡本厚部長(2001―02年度)体制のときです。組織活性化委員会で副委員長を務めていました。

 そのあとはJC(青年会議所)活動が中心でしたが、卒業を機に、第22代の桑田雅之部長(15―16年度)体制で政策担当副部長を務めました。

 初めは自身にも降り掛かっている耐震の問題を中心に活動していましたが、すごい勢いで民泊の問題が持ち上がりました。桑田部長とヨーロッパホテル協会の受け入れなど、二人三脚で、さまざまな取り組みを行っていました。

 ただ、民泊問題は桑田部長の任期だけで収まる気配がありませんでした。青年部からは「次期部長は民泊に一番明るい人間がいいのでは」との声があり、今回青年部長を務めることになりました。2年前には自分が青年部長をやるとは思ってもみませんでした。

 ――組織はでき上がりましたか。

 組織構成はすべて固まりました。全部で9個の組織を編成しました。

 ――詳しく教えてください。

 総務広報委員会は、扇のかなめ。組織全体を運営し、活動を発信していきます。

 旅館アカデミー委員会では大切な次世代経営者の育成につながるような活動を行います。青年部が担う大切な役割の1つだと考えています。

 財務委員会と組織・強化変革委員会は会員拡大をはかり、組織機能も強化します。

 政策プロモーション委員会では国の観光政策立案に関わっていき、業界に必要な政策が推進できるように取り組んでいきます。

 桑田部長体制時に政策をやらせてもらっていましたが、情報が集まらないことが課題だと感じました。連絡を取り合う手段も、依然としてファックス。送信しても届いているか確証が得られません。

 業界を挙げて要望を出す場合でも、とくに今は数字による裏付けがないと説得力がありません。ここは組織・強化変革委員会の役割だと考えています。

 インバウンドと流通対策は、これまで別々でしたが今回は1つに集約しました。国策としてのインバウンド推進に、中心的な役割を果たします。さらに流通環境の改善もはかっていきます。

 宿屋未知向上委員会は、観光業への興味を喚起するプロモーションを行います。学生組織との連携も含め、将来の観光業を支える人材確保も目指します。

 このほか、労務改革委員会を新たに創設しました。労務の問題は一番大きな課題だと思っています。とくに外国人労働者受け入れの制度の拡充は急務です。このほか労務環境の改善も重要な問題です。…

 

※ 詳細は本紙1667号または4月17日以降日経テレコン21でお読みいただけます。

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