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17年は116万人目指す、JTB国内旅行企画が担う(サンライズツアー)

大谷恭久社長
大谷恭久社長

 JTB国内旅行企画(大谷恭久社長)とJTBグローバルマーケティング&トラベル(JTBGMT、座間久徳社長)は9月13日、東京都内で「2017年サンライズツアー商品発表会」を開いた。これまでは、JTBGMTがサンライズツアーの企画、造成、販売までを一元的に行っていたが、今年から企画・造成機能を、JTB国内旅行企画が担う。なお、2017年の販売目標は、前年比260%増の116万人を目指す。

 また、訪日旅行者向け商品として現在、「サンライズツアー」と、アジアからのリピーター客向けに、リーズナブルな商品を展開する「エクスペリエンスジャパン」の2ブランドが併存している状態だったが、17年度からはサンライズツアーにブランド統合することを発表した。JTB国内旅行企画の大谷社長は、このほどの企画・造成の運営体制変更について「北海道から沖縄まで全国に拠点を持つ、JTB国内旅行企画が企画・造成を担うことで、日本全国を面で捉え、日本全国の商品ラインナップが可能となる」とし、地方分散に向けた取り組みを強化していくと述べた。

座間久徳社長
座間久徳社長

 17年の販売拡大に向けた取り組みとして、JTBGMTの座間社長は、(1)オンライン販売を強化(2)海外エージェンシー営業の拡大(3)日本到着後の予約取り込みの拡大――の3点を挙げ、「今後はツーリストインフォメーションセンターや、JTBの国内支店を利用し、対面販売も強化していく」と語った。

 17年のサンライズ商品は(1)マルチデーツアーズ(2)デートリップス(3)トレインパッケージ(4)フリー&イージー(5)エキストラス――の5つのカテゴリーを設定。英語・中国語の通訳案内士が付く、日帰りバスツアーの「デートリップス」では、ガイドとともに歩いて観光地を巡る「小江戸川越 古き良き日本の町並み散策(新宿発)」などを設定。宿泊付周遊型商品の「マルチデーツアーズ」では、日本航空の国内線を乗り継ぎ、北海道・青森・金沢・大分・沖縄・富士山など日本の主要観光地を14日間かけて巡る「JALで行く日本一周14日間の旅」を用意した。

 さらに今までのサンライズツアーにはなかったフリープラン商品の「フリー&イージー」は、FIT化が進むなか、リピーター客からの「もっと自由に旅行がしたい」という声を踏まえ、レンタカー+宿泊や、2次交通+宿泊などのセット型商品を提供する。そのほか「トレインパッケージ」は、新幹線を利用した東京・大阪・京都を発着地とした商品で、JR6社が提供するジャパン・レール・パスでは対象外となっている「のぞみ」を利用したパッケージツアーも多く取りそろえた。

 最後に素材型商品「エキストラス」では、オプショナルプランとして、外国人向けの夜のアクティビティの充実をはかるため、東京・日本橋の明治座で行われている「ナイトミュージカルショーSAKURA―JAPAN IN THE BOX」や、「ヘリコプター夜景観賞」などのナイトツアーも拡充させた。

 商品発表後には、エキストラスでオプショナルプランの1つになっている、和風マジック「手妻」が披露され、目の前で繰り広げられる所作の一つひとつに感嘆の声が上がった。

手妻を披露
手妻を披露

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