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“観戦客を観光客に”、神奈川県と相互連携(HIS)

(左から)黒岩知事、平林社長
(左から)黒岩知事、平林社長

 エイチ・アイ・エス(HIS、平林朗社長)と神奈川県(黒岩祐治知事)は3月29日、神奈川県内で共同記者会見を開き、2019年のラグビーワールドカップや、20年の東京オリンピック・パラリンピックなど、相互の連携を強化しインバウンド観光を戦略的に推進していくための協定を締結した。この協定により今後両者は(1)観光資源の発掘・磨き上げ(2)海外PRの展開(3)インバウンドツアーの企画・販売(4)観光人材の育成――を行っていく。

 黒岩知事はインバウンドツアーの企画・販売について、ラグビーワールドカップ2019の観戦者を観光客として同県に迎え入れるため、〝1千本のスペシャル観光ツアー〟に取り組んでいくことを発表。「神奈川県には横浜や鎌倉だけではなく、三浦半島や大山など第4の観光地になれる場所が多くある。また、地元の生活感を体感できる商店街や市場なども豊富なので、まだ知られていない場所をツアーに組み込みPRしていきたい」と述べた。

 平林社長は、神奈川県の15年の訪日外国人延べ宿泊者数が前年比51・7%増の217万2550人泊で、全国9位であることに触れ、「今後の数値目標として、延べ宿泊者数を全国5位くらいにできるように努力していく」と意気込みを語った。

 なお、HISは県の行政実務研修員制度を活用し、日本人職員1人(1年間)とベトナム人現地職員2人(半年間)を神奈川県に派遣。県行政の理解を深めた社員の育成をはかる。

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