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界ブランド初の新築、「界 鬼怒川」がオープン(星野リゾート)

新築の建物は四季の風景と調和する
新築の建物は四季の風景と調和する
星野佳路代表
星野佳路代表

 星野リゾート(星野佳路代表)は11月10日、栃木県日光市の鬼怒川温泉に「星野リゾート界 鬼怒川」を開業した。昨年誕生した「界 川治」「界 日光」に続き、同社が運営する温泉旅館ブランド「界」の県内3軒目の施設で、「界」としては13軒目で初の新築。

 開業日には、内覧会とオープニングセレモニーが行われ、星野代表は「『界』は全国30軒を目標に、各温泉地の個性を発揮できるような温泉旅館づくりを目指している」とし、「今回は初の新築プロジェクトで、栃木・鬼怒川の魅力を多様に盛り込んでいる。ぜひ皆様に楽しんでいただき、地域に貢献していきたい」とあいさつ。来賓の斎藤文夫日光市長も「本市に3施設あることは大変心強い。今回のオープンで、さらに地域の魅力度が増すのでは」と期待を寄せた。

 鬼怒川温泉駅から車で約5分。「界 鬼怒川」は鬼怒川渓流沿いの小高い丘の上に建ち、スロープカーで建物エントランスまで誘導する。森に囲まれた敷地は、東京電力保養施設の跡地(約3万6千平方メートル)で、中庭の紅葉や花見露天風呂が楽しめる桜並木など、もとある木々を生かした四季の風景も見どころだ。

 48室ある客室(うち露天風呂付き20室)はすべて栃木の素朴な民藝をモダンにアレンジした「ご当地部屋」で、益子焼や黒羽藍染など地元作家とコラボレーションした調度品がちりばめられる。ほかにも、熱い石を鍋に入れ龍神伝説をイメージした「龍神鍋会席」や、毎夜ロビーで開かれる益子焼楽器の演奏会「益子陶琴のうた」など、滞在中、地域の魅力を体感できる仕掛けが随所に施されている。1人1泊2食付きで2万7千円から。

 来月、星野リゾートは石川県山代温泉に、改装新築の「界 加賀」の開業を予定する。星野代表は「『界』は今後も質の高いサービスが提供できる1軒50室を基本に、全国に30カ所、計1500室のスケールメリットが効いた、温泉旅館のビジネスモデルを展開していきたい」と話す。

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