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地元工芸品お使いですか

2015年11月11日
編集部

 山形県鶴岡市の「しな織」は、樹皮から採れる繊維を糸にして織る、手の込んだ伝統工芸だ。アクセサリーや鞄、帽子などがつくられている。 現物を初めて見たのは売店のショーケースだった。冬眠するように並んでいる姿に、地域を応援する身だが「褪せた」印象を拭えなかった。

 先日、鶴岡市役所を訪問した際、お相手が取り出された名刺入れが目にとまった。開口一番「しな織ですよね」。素敵ですねの意を多分に含んだ問いだった。落ち着きある樹皮の色と織の美しさ。使われている場面に出会い、その評価は一変した。

 使うことで伝わる魅力がある。使いたくない理由に改善のヒントもある。使ってPRでなく、ぜひ地元のいいモノ見つけて使ってください。しな織の名刺入れ、近いうちに買います。

【鈴木 克範】

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