test

高校生がデザイン、高速バス「ブルーライナー」(広栄交通バス)

高校生デザインの「ブルーライナー」
高校生デザインの「ブルーライナー」

 広栄交通バス(若野廣義社長、埼玉県坂戸市)は9月29日から、高校生がデザインした夜行高速バス「ブルーライナー」の運行を開始した。埼玉県立新座総合技術高等学校と連携し、デザイン学科の生徒がデザインを担当。2台の車両が完成した。教育機関との連携で生徒や学生がバス車両をデザインするのは全国的に珍しい取り組み。

 同社は2013年8月から埼玉県、東京都、神奈川県の首都圏と京都府、大阪府、兵庫県の関西を結ぶ高速乗合バス「ブルーライナー」を運行している。同バスの顧客層は若い女性が多いことから今回、高校生の視点で「安心・安全」をイメージしたデザインを導入。同社の若野社長は「現実の顧客層に近い高校生の皆さんのアイデアを反映できた。これは、競争の激しい首都圏―京阪神路線で、ビジネスの観点から大きなアドバンテージ」と意義を語った。

 また、新座総合技術高校の赤羽弘雄校長は「生徒たちは、実際に事業に携わる広栄交通バスの皆様から市場環境や顧客層などについてアドバイスをいただきながらデザインを進めたことで、本校が目指す『社会に貢献できるスペシャリスト』の姿について理解を深め、自らのデザインが現実のバス車両として実現したことに自信を持ったはずだ」とコメントした。

 現在、第2弾として来年1月完成予定の夜行高速バス2台について、同校のデザイン科・総合ビジネス科の生徒が、開発コンセプトから内外装デザインまでを手掛ける商品開発を進めている。同事業は埼玉県教育委員会から15年度実践的職業教育グローバル事業の指定を受けている。

いいね・フォローして最新記事をチェック

PAGE
TOP

旅行新聞ホームページ掲載の記事・写真などのコンテンツ、出版物等の著作物の無断転載を禁じます。